ウィリアムとハリーに関するドキュメンタリーで、英王室とBBCに亀裂 女王がBBCをボイコット?

BBCの「The Princes and the Press」と呼ばれる2部構成の王室ドキュメンタリーについて、イギリスのウィリアム王子がいたくおかんむりだという。王子はエリザベス女王やチャールズ皇太子などと共同声明を出し、放映前にドキュメンタリーのプレビューを見せられることもなかったとして、今後こうした番組には協力しない可能性もあるとの意向を示した。「メトロ」紙が伝えた。

問題のドキュメンタリーは王室とメディアの関係を描いたもので、先日放送された第1部ではエリザベス女王の即位60周年を祝うダイヤモンド・ジュビリーのころ、ウィリアムとハリーの両王子とメディアの間に生まれた緊張感に焦点が当てられた。もうすぐ放映される第2話は、2018~21年という両王子の仲が悪化したとされる時期に焦点を当てている模様。そのため王室は、ウィリアム王子の補佐官がハリーにまつわる否定的な話を新聞に発表したというトピックが蒸し返されるのか、特に神経質になっているのだとか。(現在放映中。イギリス国内ではiPlayerで視聴可能)

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