スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストは2日目も小高一斗がトップタイムに

 12月7日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の鈴鹿合同テストの2日目のセッション3がウエットコンディションのなか行われ、終盤にタイムを伸ばした小高一斗(TOM’S)がトップタイムをマークした。2番手には野中誠太(RS FINE)、3番手には平良響(TOM’S)がつけている。

 走行2日目を迎えたスーパーフォーミュラ・ライツの鈴鹿合同テストは、スーパーフォーミュラのセッション1が終わった後、11時からスタートした。初日同様14台が参加したが、ドライバーと車両が異なっている。

 FIA-F4でHFDPから参戦していた3名のドライバーは、初日もセッション1/2で車両を入れ替えていたが、この日もB-MAX RACING TEAMの50号車に小出峻、51号車に木村偉織、TODA RACINGの2号車に太田格之進と、3セッションすべて車両を入れ替えた。また、TOM’Sは当初エントリーリストには入っていなかったが、平良響が36号車、古谷悠河が37号車と車両を入れ替えている。

 そんななか迎えた2日目のセッション3だが、スーパーフォーミュラのセッション1の頃から雨脚が強く、ラップタイムは前日に比べても上がって来ない状況。そんななか、開始から35分に内田優大(B-MAX ENGINEERING)が130Rでリヤからスポンジバリアにクラッシュ。幸いリヤウイングとアーム類の破損のみで済んだが、赤旗中断となった。

 終盤までトップにつけていたのは、RS FINEでの走行3セッションめとなった2021年FIA-F4王者の野中。シーズンを戦っていた河野駿佑が前日のTOYOTA GAZOO Racing発表会を終え駆けつけ、走行を見守るなか、チームのやり方にもすぐに慣れた様子をみせた。

 ただ終盤、初日午後もトップタイムをマークしていた小高がタイムを上げ、このセッション3も首位で終えることに。野中、平良と続き、トムスTAZ-31勢がトップ3を占めることに。4番手は小出、5番手には元嶋がつけ3セッションのテストを終えた。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

鈴鹿合同テスト 12月7日セッション3タイム

Pos No Driver Team Car Time Laps

1 1 小高一斗 TOM’S ダラーラ320/トムスTAZ-31 2’07.678 35 / 38

2 35A 野中誠太 RS FINE ダラーラ320/トムスTAZ-31 2’08.032 35 / 37

3 36B 平良響 TOM’S ダラーラ320/トムスTAZ-31 2’08.089 43 / 44

4 50A 小出峻 B-MAX RACING TEAM ダラーラ320/スピースA41 2’08.339 26 / 42

5 10A 元嶋成弥 ルーニースポーツ ダラーラ320/スピースA41 2’08.972 15 / 20

6 37B 古谷悠河 TOM’S ダラーラ320/トムスTAZ-31 2’09.315 42 / 43

7 11A 堤優威 ルーニースポーツ ダラーラ320/スピースA41 2’09.521 27 / 29

8 51B 木村偉織 B-MAX RACING TEAM ダラーラ320/スピースA41 2’09.585 11 / 41

9 52 菅波冬悟 B-MAX RACING TEAM ダラーラ320/スピースA41 2’09.612 24 / 30

10 2C 太田格之進 TODA RACING ダラーラ320/スピースA41 2’10.926 11 / 35

11 4A 今田信宏 B-MAX ENGINEERING ダラーラ320/スピースA41 2’11.855 12 / 20

12 63 平木玲次 HELM MOTORSPORTS ダラーラ320/東名TB14F3 2020 2’12.256 13 / 28

13 30B 内田優大 B-MAX ENGINEERING ダラーラ320/スピースA41 2’13.094 5 / 11

14 62 平木湧也 HELM MOTORSPORTS ダラーラ320/東名TB14F3 2020 2’13.466 23 / 23

天候:雨 路面:ウエット

野中誠太(RS FINE)
36号車をドライブした平良響(TOM’S)
元嶋成弥(ルーニースポーツ)
小出峻(B-MAX RACING TEAM)
太田格之進(TODA RACING)
野中誠太の写真を撮る河野駿佑

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