【新型コロナ】オミクロン株3例目、神奈川の濃厚接触者5人 県が健康観察へ

神奈川県庁

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を巡り、神奈川県は7日、国内3例目の感染者の濃厚接触者に男女5人の県内在住者がいたと明らかにした。それぞれの性別や年代、居住市町村などは非公表。いずれも発熱などの症状はなく、県などが健康状態を観察する。これまでの検査で陽性が確認された人はいない。

 5人は国内3例目の感染者でイタリアに滞在歴のある30代の日本人男性と同じ航空機に乗っていた。いずれも帰宅していたが、2人は7日午後に県の宿泊療養施設「湘南国際村センター」(葉山町)に入所した。ほかの3人も同センターに入所してもらうよう調整する。

 国内1例目、2例目を合わせ、オミクロン株の感染者の濃厚接触者で県内在住は計20人になった。陽性が確認された人はいない。

 県の担当者は「市中感染を防ぐための対応をしており、現時点では市中でのオミクロン株の感染は確認されていない。ただ、引き続き気を緩めずに対応していく必要がある」と話した。

© 株式会社神奈川新聞社