ホームセンターのジョイフル本田(茨城県土浦市)は7日までに、JR小山駅東口に来春、新規出店すると発表した。小山市によると、出店先は今年2月に閉店した同市駅東通り2丁目のイトーヨーカドー小山店跡で、生鮮食料品店も入る予定。
同社は関東でホームセンターなど計約20店舗を運営し、本県出店は2004年オープンの宇都宮店(上三川町磯岡)に続いて2店舗目となる。
店舗名はジョイフル本田小山駅前店(仮称)で、同社としては初めての居抜き物件を用いた新規出店となる。同社広報IR課は「環境に配慮した資源再活用を重視し、改築・改装などは必要最小限にとどめる予定」としている。
市によると、同社は11月29日、大規模小売店舗立地法に基づき、イトーヨーカドー小山店だったビルの小売業者や運営方法などを変更するための届け出書を市に提出した。
ビルは3階建てで、店舗面積は約1万2千平方メートル。イトーヨーカドー小山店として1980年1月に開店し、41年にわたって営業した。JR小山駅東口から徒歩3分の場所に位置する。
ジョイフル本田の小山出店について、小山商工会議所の大森武男(おおもりたけお)会頭は「イトーヨーカドー小山店撤退の後、このまま駅東口の商業地が空洞化するのではと危惧していた。出店は商業の活性化につながり、非常に喜ばしい」と話している。