漁船と貨物船が衝突、破損 珠洲沖、乗組員にけがなし

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前部が破損した第1寶来丸=7日午前11時10分、能登町の九十九湾

 7日午前6時50分ごろ、珠洲市長手埼(ながてさき)灯台から南東約20キロの海上で、石川県漁協小木支所所属のカニかご漁船第1寶来丸(16トン、4人乗り)とシエラレオネ籍の貨物船「CHANG PING(チャンピン)」(1464トン、9人乗り)が衝突した。両船の乗組員にけがはなかった。事故の衝撃で漁船は前部、貨物船は左後方部を破損した。七尾海上保安部が事故の原因を調べている。

 七尾海保によると、貨物船は中国・天津から新潟県糸魚川市の姫川港に向かっていた。事情を聞いた船長は「接近する小型船舶を認めたが、衝突しないと思った」と話し、「衝撃を感じ付近を確認したところ、小型船舶が普通に航行しており、連絡もなかったので大丈夫だと思い、そのまま姫川港に向かった」と説明している。

 七尾海保や小木支所によると事故当時、漁船はベニズワイガニ漁をしており、小木港に戻って水揚げした後、普段漁船が係留されている九十九湾(つくもわん)に移動した。貨物船は姫川港に約5時間5分後に入港した。

 小木支所によると、第1寶来丸の乗組員は日本人2人とインドネシア人の技能実習生2人の計4人。担当者は「一歩間違えたら沈没するところだった。乗組員にけががなくよかった」と話した。