韓国、コロナ新規感染者が初の7000人超え 自宅療養体制の拡充検討

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[ソウル 8日 ロイター] - 韓国で報告された新型コロナウイルスの新規感染者が初めて7000人を超え、重症者数も過去最多を更新した。保健当局によると、医療機関が逼迫する中、自宅療養体制の拡充を検討する。

韓国疾病予防管理庁(KDCA)が発表した7日の新規感染者は7175人で、死者は63人に上った。入院している重症患者は840人となった。

保健福祉省の高官、ソン・ヨンレ氏は1─2週間内に重症者数を横ばいから下向きに転じさせる必要があると指摘。また、1日当たりの新規感染者が1万人を超える場合は、医療体制の大幅な調整が必要となり、自宅療養者の割合を現在の約50%から引き上げる方向で検討する可能性があると述べた。感染者の8割が無症状あるいは軽症であることを理由に挙げた。

入院患者が感染者に占める割合が英国で3%未満、シンガポールは6.95%、日本は12.8%と低いことも根拠に挙げた。

金富謙(キム・ブギョム)首相はコロナ対策会議で、自宅療養者の経過観察に当たる人員を増やし、重症化した場合の緊急搬送の仕組みを改善すると表明。大規模な医療機関に加え、診療所などでもコロナ患者の治療を行うと述べた。

感染者の80%はソウルとその周辺に集中しており、当局は病床確保に苦慮している。

また、韓国ではこれまでに新たな変異株「オミクロン株」の感染者が38人確認されている。

政府は6日、新規感染者の増加とオミクロン株の感染拡大を抑えるため、私的な集まりの人数制限やワクチン接種証明の提示義務を強化する措置を導入した。