先日、オールド・トラッフォードで行われたマンチェスター・ユナイテッド対アーセナルのビッグゲーム。
ユナイテッドが3-2で勝利した一戦では、観戦中に息子が怪我をしたファンのツイートが話題になった。
「今夜、初めて息子をユナイテッドの試合に連れて行った。
だが、アーセナルファンから投げられたコインが息子に当たったために、早めに試合を後にしなければならなかった。
とても上品なアーセナルファン(皮肉?)が障害者エリアにコインを投げ込んだ。
これから、救急外来に行く」
『Manchester Evening News』によれば、怪我をしたジョージくんは、脳瘢痕、てんかん、自閉症を患っているそう。
父ジェームズさんによれば、彼はスタジアムで応急処置を受けた後に病院に向かったという。
コインは障害者エリアの上にあるアウェイスタンドから飛んできたそうで、車いすのファンのことを馬鹿にするアーセナルファンたちもいたという。
ジェームズさん(ジョージの父)
「昨年のジョージは病院にいて、本当によくなかった。
だから、何をしたら嬉しいかを聞いたら、プレミアリーグの全てのスタジアムで試合が見たいと言った。
あの日の夜は10個目のスタジアムだった。ユナイテッドファンである私たちは最高なものになることを願っていた。
私はユナイテッドファンだが、これまでで一番最悪の経験だったと言わざるをえない。
腹が立った。キックオフ前からそういう試合になると分かった。雰囲気でそれを感じた。
20分ほど経つと、彼らはボトル、ボトルのふた、パイを投げ始めた。ジョージのすぐ近くに落ちてきたので、彼に当たらないように私の席と交換した。
後半はずっとコインを投げられた。残り15分ほどになった時、そのひとつがジョージの頭に当たった。ひどい傷になった。
(てんかんの)発作に苦しんでいる彼にとって、頭を殴られるのがいいはずがない。
ジョージは大丈夫だが、自閉症なので、今ではサッカーに行くと物を投げられると連想してしまう。
本当に悲しい。特に彼にとっては、初めてのオールド・トラッフォードだったからね。
次の試合に向かう前に、このサイクルを断ち切って、彼にいい経験をさせてあげたい」
そうしたなか、ユナイテッドDFディオゴ・ダロトが心優しいメッセージを送ったと話題になっている。
ディオゴ・ダロト(マンチェスター・ユナイテッドDF)
「息子さんがそんな目に遭われたことを聞いて気の毒に思います。
いまの彼が無事であればいいんですが。
息子さんがサッカーを楽しんでもらえるように、次のホームゲームにお二人を是非とも招待させてください。
お話したいので、連絡先を教えてもらえますか?」
オールド・トラッフォードでの観戦にあらためて招待するようだ。
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なお、ユナイテッドとアーセナルは、物を投げたファンを特定するために連携しているという。