メッツが監督候補6人と面接へ 候補はオースマス、ショウォルターら

メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、メッツは解任したルイス・ロハス監督の後任となる新監督候補として、ブラッド・オースマス、ジョー・エスパーダ、ボブ・ゲレン、ドン・ケリー、マット・クアトラーロ、バック・ショウォルターの6人と面接を行う予定となっているようだ。正式な面接日程は不明だが、6人とも数日以内に1回目の面接を受けるとみられる。ロックアウトは新監督選びには影響しないため、メッツは移籍市場の動きが止まっているあいだに新監督選びのプロセスを進めることができる。

オースマスはメッツの新GMがビリー・エプラーに決まった時点で有力な新監督候補に浮上した。2014年から4年間タイガースの監督を務めたあと、2019年には1年だけエンゼルスの指揮を執ったが、アート・モレノ・オーナーがジョー・マドンの招へいを希望したため解任されることに。このとき、エプラーはオースマスの解任に納得していなかったと言われている。また、サンディ・アルダーソン球団社長、ブリン・アルダーソンGM補佐の親子と同じダートマス大学出身であり、2014年のタイガース時代にマックス・シャーザーが在籍していたという縁もある。

ショウォルターは6人のなかで最も経験豊富な候補者であり、ヤンキース、ダイヤモンドバックス、レンジャーズ、オリオールズで合計20年間にわたって監督を務め、通算1551勝、最優秀監督賞3度の実績を誇る。エプラーは2019年オフのオースマス解任後、モレノ・オーナーに対してマドンではなくショウォルターを招へいすることを進言したと言われており、ニューヨークの球団での監督経験があるということも含め、こちらも有力候補の1人に挙げられている。

他の4人はいずれも他球団のコーチ。エスパーダはアストロズ、ゲレンはドジャース、ケリーはパイレーツ、クアトラーロはレイズで今季ベンチコーチを務めた。このうち、ゲレンのみ監督経験があり、2007~11年にアスレチックスの指揮を執った。

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