韓国が日本人教授の「独島本」を英語出版 「日本が強制編入」「世界51カ国の国立図書館に配布」

韓国慶尚北道は保坂祐二世宗教授の著書『独島、1500年の歴史』英文版(Dokdo: The Brilliant History of its 1500 years)を500部発刊したと明らかにした。

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慶尚北道によると、「この本は1500年を超える独島の歴史、特に19世紀末の日本の独島不法編入以後、韓国と日本の同島をめぐる攻防戦と韓国が同島の主権を守ってきたとする現代史を豊富な資料で分かりやすく説明している」という。

今回の英文版翻訳本は、横150㎜、縦215㎜、計247ページの分量で構成されている。

慶尚北道提供

慶尚北道によると、第1章は日露戦争後に日本が独島を強制編入し、日本統治期に独島を利用した歴史が、第2章は韓国の平和線以後、韓国と日本の独島をめぐる葛藤を紹介している。

また、第3章で韓国文献と日本文献を通じて独島がなぜ韓国の地なのかを説明し、第4章では独島問題の解決法について著者は韓日同盟を締結して問題を解決しようと主張しているという。

保坂教授は「歴史が証明する大韓民国の土地・独島は、1994年に国連(UN)で排他的経済水域を200海里まで増やす《新海洋法》が発表されると、日本が突然自分の土地だと強調しは始めた」とし、「この本は、独島をめぐる様々な事件を説明し、大韓民国の土地独島を守る方法を知らせるために述べた」と説明した。

一方、慶北道は2019年には『鬱陵島と独島の植物図鑑』(著者:キム・テウォン)、昨年には『独島の無脊椎動物』(著者:国立生物資源館)を英文版で発刊したことがある。

慶尚北道提供

イ・ヨンソク慶北道海洋水産局長は「これまでに発刊した英文図書は51カ国の国立図書館をはじめとする110の主要図書館に配布した」とし、「今回発刊した翻訳本も海外主要図書館および海外公館などに配布し、国際社会に対する大韓民国の独島を刻印させる方針」と話した。

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