小樽でしか味わえない!小樽産/サルディーニャ産のワインが飲める石蔵2軒

旅人へひとこと

北海道開拓に関わった鉄道、旧手宮線は遊歩道として保存されています。周辺をのんびり散策するのがお勧め。

市立小樽文学館・市立小樽美術館はユニークな企画展が催されます

旧手宮線色内駅跡の前には市立小樽文学館・市立小樽美術館があります。

いつもユニークな企画展が催され5月には、小樽が舞台のコミックの企画展「聖樹のパン」も開催されました。

■小樽で人気のパン屋さんを紹介している記事

コミック「聖樹のパン」の舞台・小樽でパンをテイクアウト!人気の5軒を食べ比べ

https://gohantabi.jp/article/17350

2階にはカフェスペースがありましたがコロナ禍でお休み中なのが残念です。

復帰時期は確認願います。常設展示とともに無料の小樽案内のガイドブックやマップもあり小樽散策の小休止にどうぞ。

鉄道の線路は跡地なので立ち入ることができます。周辺には歴史的建造物が徒歩圏にあり、ゆっくり回られるのをおすすめします。

写真の『市立小樽文学館』の学芸員の方がたずさわる「小樽人の文学史」に目を通されると明治、大正の小樽の歴史を垣間見ることが出来ます。

市立小樽文学館の建物は旧小樽貯金局、戦後すぐの建物でスチールのカーテンウォールが当時としては近代的です。

この線路で小石に紛れている黒い石のようなものがあります。

何かわかりますか?

今ではほとんど見ることがないと思いますが、石炭です。

旧手宮線は幌内炭鉱(三笠市)の石炭を小樽港に運んで本州に輸送するために引かれました。

石炭を満載した貨物列車からこぼれた石炭が枕木の間によくこぼれていました。

子供のころ石炭を拾いに線路に入ると危険なので学校から立ち入らないようきつく指導されていました。

今も探すと枕木の間に埋まっていることがあります。

(もちろん、持ち出してはいけません)

市立小樽文学館・市立小樽美術館

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目9−5

小樽産の葡萄で造った小樽産のワインを販売、有料テイスティングが出来る石蔵の『OSAWINERY』

OSAWINERY』は2015年創業。小樽の自社畑や余市の契約農家さんの葡萄を使い和食に合う綺麗なワインを作っています。

収量制限をかけ手間をかけ丁寧に手摘みしたブドウを使用、小さなワイナリーなので生産本数は少なく貴重です。

1階の石蔵が醸造所、2階は週末だけのワインショップ&テイスティングバーなっています。

コロナ禍でしばらくお休みしていましたが11月以降オープンしています。ワインショップ&テイスティングバーはイベントなどで不在もあるので確認願います。

3種のワインの有料テイスティングを試してください

この日のテイスティングはこちらの3種類が味わえました。

・余市産デラウェアと旅路のスパークリングワイン「OCEAN 2020」

・小樽発祥の葡萄、旅路を使った「tabi 2020」

・赤ワイン用のツヴァイゲルトレーベで造ったロゼワイン「MATENI ROSE 2019」

カウンターではオーナーの長さんのお話を伺えます。

ワイン造りのご苦労を聞きながらワインを飲むとワインが一段と美味しくなります。

限定のワインも販売され、お酒の苦手な人には葡萄100%のジュースもあります。

小樽駅から徒歩8分、旧手宮線から約100m、小樽運河まで直線で約200mの好立地、小樽散策の折には訪れてみてください。

OSA WINERY

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目6−4

小樽にいながらイタリアサルディーニャ島から直輸入のクラフトワインが味わえる素敵な大人カフェ

2019年9月オープン、『Taru Lab(樽ラボ)』はイタリア人のご主人と日本人の奥様の経営されるインポーター(ワインの輸入販売店)です。

オーナーの出身地のイタリアのサルディーニャ島のワインを輸入されています。日本ではこちらしか輸入していないワインなので納入先のレストランでいただくか、こちらで購入するしか手に入りません。

イタリア地図の長靴の先にある島はシチリア島としてよく知られていますが、サルディーニャ島はそのシチリア島の上にあって大きさもほぼ同じなのですが日本ではあまり知られていません。

入口を入ると正面に鉄の扉があり石蔵になっています。

中に入るとワインセラーになっています。石蔵なので温度変化が少なくてワインの保存に最適です。セラーに入ってワインを選ぶことができます。無農薬で丁寧に栽培され、手摘みで収穫されたサルディニャ産のオリーブやオリーブオイルもあります。

こちらでワインを購入することもできますが、お店で販売しているワインが併設された大人のワインカフェ『Taru Lab Cellar & Cafe』でグラスでワインが味わえます。

昭和初期の建物を改装した、落ち着いた雰囲気のワインカフェです。

今回グラスでいただいたワインはクアルトモロ・ディ・サルデーニャの「Z」です。

微発砲ワインで軽さの中にも旨味が感じられ日本食にも合うワインです。

スライスしたての生ハムやサラミ、ワイナリー特製のオリーブ、チーズなど、ワインに合うおつまみがあります。

裏メニュー的な「ケーキとデザートワインのセット」がおすすめ

実は奥様はオーストラリアでパティシエをされていたのでオリジナルデザートは本格的なのです。

この日のデザートは「フラワーレスアーモンドチョコレートケーキ」、小麦粉を使用していなのでグルテンフリーな方にもオーケーです。

カフェと名前がついていますが残念ながらコーヒーはありません。

15時からオープンしているので昼飲みや夕食前のアペリティフなどでもご利用できます。

先ほど紹介した『OSAWINERY』から50mほどなので、日本とイタリアのはしご酒もありかもしれません。

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!

ブログ:https://ameblo.jp/nomikuikoubou/entry-12669165498.html

Instagram:https://www.instagram.com/sanohkk/

Taru LabWine Shop・Cellar & Cafe

〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目9−6

*この記事は2021年11月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:sanさん

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