村治佳織によるポッドキャスト、Spotify Music+Talk『村治佳織のMusic Gift』#1

© ユニバーサル ミュージック合同会社

7年ぶりのベスト・アルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』を12月1日にリリースしたギタリスト、村治佳織によるポッドキャスト、Spotify Music+Talk『村治佳織のMusic Gift』がスタート。コロナ禍を耐え忍んでいる全ての人に、音楽で癒しやエールを送りたいというアルバムのコンセプトにちなんで、「ギフト」「贈り物」をテーマにしたショートストーリーを村治佳織が朗読、その内容にぴったりの楽曲をセレクトしてご紹介する内容になっている。ここでは、村治佳織が朗読した、心がほんのりあたたかくなるショートストーリーをご紹介。

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1. フリーアナウンサー、馬場典子さんの「ギフト」なエピソード

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赤とんぼという言葉は、
真ん中の「と」にアクセントをつける人が多いと思います。
ではなぜ、童謡「赤とんぼ」のメロディーは、
頭の「あ」にアクセントのある「赤とんぼ」なのでしょうか。

その昔、
音符は、言葉のアクセントに沿って紡がれていたそうです。
時代とともに消えたり、新たに加わったりする言葉やアクセントがある中で、
頭の「あ」が高い赤とんぼは、今でもアクセント辞典に載っています。

もしかすると、
言葉に霊力が宿るという言霊信仰は、
言葉の持つ意味だけでなく、
言葉の響きそのものも、
大切にしていたのかもしれません。

そして、
美しく響く言葉を
心を込めて紡ぐことは、
祈りを込めて音楽を奏でることと
繋がっているのかもしれません。

村治佳織セレクト・・・Music Gift to 馬場典子さん

主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ/D.ラッセル編曲)

© Ariga Terasawa

2. グルメインフルエンサー、関西グルメのYUMI(林ゆみ)さんの「ギフト」なエピソード

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私が14歳の夏の夜
両親が営む中華料理屋に私の事を可愛がってくれていたお客さんが来ると電話があったので
自転車でお店へ向かっていました。

途中、道路の真ん中をふらふらと歩くおじいさんを見つけました。
危ないよーと歩道まで連れて行って、そのままお店へ向かおうとしたのですが
心配で振り返えると、おじいさんはまた道路の真ん中に。

もう一度おじいさんを歩道に連れて行って「お家はどこですか」と聞くと、おじいさんはへへっと笑うだけで何も言わず胸ポケットから小さな紙を出しました。

その紙に書いてある番号に電話してみると電話口で女の人が興奮しながら「お母さん!おじいちゃん見つかったよ!」電話の後ろからは喜ぶ声が..
居場所を言うと「え、どこですか?大阪!?」と ビックリしてました。

まさかの、おじいさんのお家は京都で昨日の晩から居なくなっていたそう。

おじいさんの家族は京都から新幹線で大阪駅まで迎えに来る事になったので
私はおじいさんを自転車に乗せて落ちないよう手を掴みながら駅まで行って
電車に乗り換えて大阪駅まで行きました。

おじいさんは何も話さないけど、ずっとニコニコしていてとても可愛いかったです。
おじいさんが家族に会えて、皆が嬉しそうで私も幸せな気持ちになりました。

が、両親からは約束をすっぽかしたとかなり怒られ事情を説明しても、
「どんな嘘つくねん」と..

そして1ヶ月後 お礼の手紙と1万円分のギフト券が届いて「あんた、あれほんまやったん」
と母はビックリしてました。
ギフト券は母にあげましたが、一生忘れられない想い出です。

村治佳織セレクト・・・Music Gift to YUMIさん

ザ・ウェイ・ウィー・ワー(追憶)

© Ariga Terasawa

3. 美容鍼灸サロン「銀座ハリッチ」代表 川辺なおの「ギフト」なエピソード

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「一本の鍼」

私の20代は、不調、一色。
不調の見本市、といってもいいほど、ありとあらゆる異変が身体に起こり、何年も、数々の不調に悩まされていました。

蕁麻疹に不眠、のどの渇き、ひどい寝汗、動悸・・・。
夜寝る前、水の入ったグラスを枕元に置かないと不安になるほど。
藁をもすがる思いで行った病院では病気じゃないと言われ、ただただ悲しく一人途方に暮れたこともありました。

良くなるのなら何でも試してみようと、ある日、母に勧められていった鍼灸院。
そこで「この一本の鍼があなたの人生を変えますよ」と言われました。
何気なく言われたその言葉が、自分の胸に引っかかりを感じたのを今でもはっきりと覚えています。

その後、その鍼施術をきっかけに、さまざまな鍼灸に通うようになり、鍼のチカラを自分の体を通じて知ることになりました。

そして今。
美容鍼灸サロンを銀座で創業し7年が経ちます。
あの1本の鍼をきっかけに、何万人の方の不調に寄り添い、力になれる立場になりました。
そして、あの1本の鍼があったから、今、夢を共有し実現する仲間に出会えました。

私の人生を変えた一本のギフト。
もし20代の自分に声をかけてあげられるならこう言います。
大丈夫。あなたの未来を信じて。と。

村治佳織セレクト・・・Music Gift to 川辺なおさん

花は咲く

© Ariga Terasawa

■プロフィール

馬場典子さんは・・・

フリーアナウンサー・大阪芸術大学放送学科教授。
早稲田大学商学部卒業。
日本テレビに入社し、情報・バラエティー・スポーツ・料理まで局を代表する数々の番組を担当。
2014年7月よりフリーアナウンサーとして、テレビ・インターネット番組・執筆・イベント司会・ナレーション・大学教授など、幅広く活動中。

 林ゆみさんは・・・

名前:関西グルメのYUMI
職業:関西で活躍するグルメインフルエンサー
フォロワー数は53000人
Instagramで関西の美味しいお店を紹介。レトルトカレー【#ぶひぶひカレー】も開発
関西を中心に美味しい物を紹介してます。趣味も仕事も食です!

川辺なおさんは・・・

大手化粧品会社やトータルビューティーサロンを経た後、鍼灸師免許を取得。
2014年美容鍼灸サロン銀座ハリッチを開院し、現在は都内7店舗と福岡1店舗の全8店舗を運営。近日、渋谷院と大阪院、新規事業のサロンを開院予定。
お客様の美と健康に、鍼灸の力で応える事の出来るサロンを今後全国に展開。

■アーティスト情報

© Ariga Terasawa

村治佳織 Kaori Muraji, guitar

幼少の頃より数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でデビューCD『エスプレッシーヴォ』をリリース。1994年日本フィルハーモニー交響楽団と共演、協奏曲デビューを果たす。1995年イタリア国立放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして同行後、翌年にはイタリア本拠地トリノでの同楽団定期演奏会に招かれ、その模様がヨーロッパ全土に放送され好評を博す。1999年には、『アランフエス協奏曲』の作曲者ホアキン・ロドリーゴの前で、マエストロの作品を演奏する機会を得る。

フランス留学から帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントから CD『カヴァティーナ』など9タイトル、DVD『コントラステス』をリリース。国内活動はもとより、韓国では2000年の初リサイタル後も定期的に演奏活動を行い、中国やベトナムなどアジア諸国にも活動の場を広げている。

その後NHK交響楽団ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演を多数重ね、2003年英国の名門クラシック・レーベル DECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第一弾アルバム『トランスフォーメーション』は、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー〈洋楽〉を受賞。これまでに DECCAよりCD13枚、DVD2枚をリリース。CD『ラプソディー・ジャパン』には「バガモヨ〜タンザニアにて」等、自身の作曲作品4曲を収録、前作CD『シネマ』には自身の編曲が2曲収められている。

これまでに、伊藤園・充実野菜、トヨタ自動車・アリオンのテレビ CMの出演や、ミキモトのイメージキャラクターに起用されるなど、メディアへの登場も多い。他にはNHK- Eテレ『テレビでフランス語』に出演、 J-WAVE( FM)『三菱地所 CLASSY CAFE』、『The  Players』、『RINREI  CLASSY LIVING』などでナビゲーターを務めた。2014年10月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』でメイン・テーマ曲を演奏。2015年4月NHK- BSプレミアム『祈りと絆の島にて 村治佳織 長崎・五島の教会を行く』に出演。2021年5月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画『いのちの停車場』では、エンディング・テーマを作曲した。

また受賞歴も多く、第5回出光音楽賞、第8回村松賞(1996)、第9回ホテルオークラ音楽賞、2017年度ベストドレッサー賞(学術・文化部門)などを受賞している。

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■リリース情報

2021年12月1日発売
村治佳織『ミュージック・ギフト・トゥ』