31の新種を発見!中国の野生ラン科特定調査に重要な成果―中国メディア

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中国国家林業・草原局によると、現在行われている全国野生ラン科植物資源特定調査プロジェクトに段階的な重要な成果があった。ラン科が重点的に分布している雲南省、広西チワン族自治区、チベット自治区などの16省(自治区・直轄市)の野生のラン科植物の種類と分布状況を明らかにし、貢山小紅門蘭、米林舌唇蘭、中華珊瑚蘭など31の新種、条模双唇蘭、広椭牛歯蘭など12の中国新記録種、1つの大陸新記録属のアラクニス属を発見した。人民網が伝えた。

同局の関係責任者によると、中国のラン科植物資源の保護を拡大し、科学的な管理・モニタリング体制を構築するため、2018年に中国全土の野生ラン科植物資源特定調査プロジェクトを開始し、2023年に終了する見込みだ。現在まで計7万8776カ所の調査を完了している。ラン科植物を約13万2000回記録し、生物種約1258種を記録。うち約800種の原生ラン科植物は植物園に移され、保護されており、約65%の種が国家級もしくは省級の自然保護区に分布している。

特定調査は現在、再調査、拡張、モニタリングが可能な科学調査体制を構築しており、体系的かつ全面的に中国全土の野生ラン科植物資源の状況、その多様性、群生の地理的分布、絶滅危惧の程度、保護の現状を把握した。野生ラン科植物資源の絶滅危惧を引き起こす要素の全面的かつ掘り下げた研究と評価・分析を行い、中国のラン科植物の多様性と直面している脅威の認識を豊富にした。「国家重点保護野生植物リスト」の調整、生物種の正確な現地での保護と移動による保護、ラン科植物を始めとする野生植物モニタリング保護管理体制の構築といった活動に重要な科学的根拠を提供した。

中国はラン科植物の多様性が最も豊富な国の一つで、現在まで計181属・1745種が記録されている。うち国家重点保護の野生蘭科植物が中国の重点保護野生植物の種類に占める割合は4分の1。ラン科植物は重要な経済的価値と独特な観賞価値を持ち、中国での開発・栽培の歴史が長く、そして独特な「ラン文化」を形成している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)