冬に増える「ストーブ火災」…注意"3つのポイント" 「アルコール消毒液に注意」

2021年も残り1カ月を切り、冬本番に突入する北海道。暖房を使う季節に気をつけたいのが「火事」です。

札幌市消防局の調べによると、2021年の札幌市内での火災件数は358件(11月30日時点)で、昨年の同時期と比べ15件も多い数字となっています。2014年から減少傾向が続いていた件数ですが、6年ぶりの増加が予想されています。

そこで今回は、火事を未然に防ぐべく、暖房を使う際に注意すべき3つのポイントをご紹介。火災を防ぐために簡単に実践できる「ラクラク対策」も一緒にチェックして、あなたの命とお家を守りましょう。

①ストーブの上に可燃物を置かない

洗濯物などの衣類・雑誌・新聞などが近くにあると、着火して火事になる恐れがあります。「ストーブの近くは乾きやすいから」という理由で洗濯物を干すのはオススメしません。乾かす場所をお風呂場などに変えてみてはいかがでしょう?

【ラクラク対策】
__・洗濯物をストーブから遠い場所で干す
・近くに新聞・雑誌などの紙類を置かない__

②ストーブの内部や下部にほこりをためない

ストーブの内部に周りにあるほこりが吸い込まれ異常燃焼を起こす可能性があります。長い間押し入れにしまっていたストーブは、思った以上に汚れがたまっているかもしれませんよ。

【ラクラク対策】
汚れていなくとも定期的に汚れを確認して、ほこりを掃除する。

③ストーブの近くでアルコール消毒液を使用しない

可燃物のアルコールを、ストーブなど高温の近くで使うと引火する恐れがあります。コロナ対策で、お家でも手指消毒をする機会が増えたのではないでしょうか?場所には気を付けて感染対策をしましょう。

【ラクラク対策】
ストーブから遠い場所でアルコール消毒をする

暖房を使うことが多い冬に増える「火事」…
未然に防ぐためのつのポイントは下記にまとめています。

__①上に可燃物を置かない
②内部や下部にほこりをためない
③近くでアルコール消毒液を使用しない__

「あたりまえのこと」が多いと感じる方もいると思います。しかし、普段あまり意識しないからこそ、入念に確認をしましょう。小さな行動があなた自身と周りの大切な人を守る事に繋がります。

*みんテレ12月2日OAのものです

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