コナツ嫁入り 母に別れ 宮崎市動物園から熊本へ

別れを惜しむように、母親のコユメに顔を寄せるコナツ(右)=8日午前、宮崎市フェニックス自然動物園

 宮崎市フェニックス自然動物園(竹田正人園長)の雌のマサイキリン「コナツ」(1歳)が8日、”嫁入り”のため、熊本市動植物園へ旅立ち、雄「秋平(しゅうへい)」(5歳)との新たな生活を始めた。マサイキリンは国内で7頭しかいない希少種のため、両園の関係者は赤ちゃんの誕生にも期待を寄せている。
 午前9時半ごろ、搬送箱にコナツが入り、心配そうに見つめる父「冬真」(5歳)、母「コユメ」(9歳)に見送られて出発。同動植物園では職員らの出迎えを受け、秋平のいるキリン展示場に入った。今後、対面を繰り返しながら相性を見極めていくという。

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