新型コロナウイルスの収束が見通せない中、県内は夜神楽奉納の本格シーズンを迎え、催行や一般公開について各地で対応が分かれている。感染対策を講じ有観客で行う保存会がある一方、リスクを考慮し、2年連続で舞を自粛、短縮する地域も。神楽の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を目指し、継承や振興に力を入れたい局面だが、練習や披露の機会を持てず「このままでは伝統を守っていけない」と懸念する声もある。
県内神楽奉納 分かれる対応 「伝統守れない」懸念も
- Published
- 2021/12/09 06:00 (JST)