元日本代表稲本、SC相模原を退団「非常に濃い3年間、感謝しかない」

相模原を契約満了になった稲本

 来季J3に降格する相模原は9日、元日本代表MF稲本潤一(42)が契約満了で退団すると発表した。加入3年目の今季はリーグ戦9試合の出場で無得点。クラブを通じ「非常に濃い3年間を過ごさせてもらい感謝しかない。唯一の心残りは残留できなかったこと。最年長として責任を感じている」とコメントした。

 G大阪の育成組織出身の稲本は1997年、当時最年少の17歳6カ月でプロデビュー。アーセナル(イングランド)など海外クラブでも活躍し、2010年から川崎、15年からは札幌でプレーした。相模原には19年に加入し、同年は9試合、20年は1試合の出場。J1通算は225試合で19得点。

 日本代表では、02年の日韓大会からワールドカップ(W杯)に3大会連続で出場。国際Aマッチ通算82試合出場5得点。

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