中国の宅配便、年間取扱個数が初の1千億個超え

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中国の宅配便、年間取扱個数が初の1千億個超え

中国宅配大手、円通速逓(YTOエクスプレス)の海口サービスセンターで、自動仕分け機を使って作業する従業員。(11月9日撮影、海口=新華社記者/楊冠宇)

 【新華社北京12月9日】中国国家郵政局は8日、今年の宅配便取扱個数が1千億個に達したと明らかにした。年間取扱個数が1千億個を超えるのは初めて。中国の宅配便取扱個数は8年連続で世界一を維持している。

 同局の陳凱(ちん・がい)副局長によると、宅配便は実物商品のオンライン小売額、農産物の売上高、製造業の生産額、越境ECの売上高が過去最高を更新するのを支えた。中国では宅配企業8社が上場しているが、うち3社が年間業務量100億個、売上高1千億元(1元=約18円)を超えている。中国の宅配便は、都市と農村を結び、全国をカバーし、世界に通じるサービス体系をほぼ構築しており、サービス拠点はほぼすべての郷鎮をカバーし、村部への拡大も加速している。1日当たりのサービス利用者数は7億人近くに上り、年間の新規雇用者数は20万人を維持している。

 地域別で見ると、今年1~10月の宅配便取扱個数は東部地域が前年同期比32.5%増の679億個、中部が48.1%増の124億9千万個、西部が34.7%増の63億3千万個で、全体に占める割合は東部が1.3ポイント低下の78.3%、中部が1.3ポイント上昇の14.4%、西部がほぼ横ばいの7.3%だった。

 構造面で見ると、今年の宅配業務は、農産物の都市への販売拡大と工業製品の農村への普及を支えた。宅配サービスを農村へ普及させる「快逓下郷」、農村の宅配網を充実させる「快逓進村」の両事業を通じ、今では1日当たり1億個の荷物が農村に届けられており、農村からは農業特産品が絶えず都市に送られている。宅配業が消費高度化の促進、経済循環の円滑化で果たす役割は一層際立ち、貧困脱却の成果を固め、農村振興戦略を進める重要な力となっている。