『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』が小鹿野バイクの森に誕生。イベントはヨシムラファンで大盛況

 11月27日、埼玉県秩父郡小鹿野町の『小鹿野 バイクの森』で、ヨシムラジャパン創業者の吉村秀雄さん(ポップ吉村)の功績を紹介する目的として『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』が開設され、オープニングイベントが行われた。

 このコーナーは小鹿野町、秩父フォーラム、バイク弁当、株式会社モリワキエンジニアリング、株式会社ヨシムラジャパンの協力により実現したものだ。

『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』のオープニングイベント

 27日のオープニングイベントには、小鹿野町の森真太郎町長、ヨシムラジャパンの吉村不二雄社長、吉村直江さん、モリワキエンジニアリングの森脇護社長、森脇南海子専務が出席。テープカットを行い、展示コーナーが公開された。

伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー
『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』のパネルを説明する森脇南海子さん
『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』のパネルを説明する吉村不二雄社長
『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』のパネルを説明する森脇護社長
『伝承・ポップ吉村 メモリアルコーナー』のオープニングイベント

 メモリアルコーナーには3枚のパネルが設置されており、『黎明』、『激闘』、『飛躍』のテーマで、多数の写真により1937年からのポップ吉村の歴史が記されている。まずは、森脇南海子専務がパネルの写真で思い出を話し、吉村不二雄社長、森脇護社長も歴史を語った。

1983年のGSX1000、ヨシムラSERT MotulのGSX-R1000Rと記念撮影

 その後、展示されていた1983年の鈴鹿8耐でポールポジションを獲得したエンジンがヨシムラ、フレームがモリワキのGSX1000、2021年にEWCでチャンピオンを獲得した、ヨシムラSERT MotulのスズキGSX-R1000Rの2台のマシンと記念撮影を行った。

吉村不二雄社長、森脇護社長、森脇南海子専務によるトークショー

 一般の来場者が入場となると、パネルの説明をさらに行い、次に吉村不二雄社長、森脇護社長、森脇南海子専務の3名が1回目のトークショーでエピソードを披露した。

ヨシムラSERT MotulのスズキGSX-R1000Rのエンジン始動
スズキGSX-R1000Rを渡辺一樹(ヨシムラSERT Motul)がブリッピング

 その頃、展示されていた2台のマシンが施設前に移動される。サウンド体感として、ヨシムラSERT MotulのスズキGSX-R1000Rだけでなく、1983年のGSX1000も久々にエンジンがかけられた。

1983年のGSX1000を押し掛けするアサカワスピード代表の浅川邦夫メカニック
1983年のGSX1000を調整するアサカワスピード代表の浅川邦夫メカニック
1983年GSX1000レーサー(ヨシムラエンジン/モリワキフレーム)

 1983年のGSX1000はアサカワスピード代表の浅川邦夫メカニックがレストアを行い、押し掛けでエンジン始動するも3気筒となり、急遽プラグを交換して4気筒すべて作動した状態でエンジンがかかった。

吉村不二雄社長、加藤陽平TD、渡辺一樹によるヨシムラSERT Motul 2021EWCシリーズチャンピオン獲得記念トークショー

 そして、吉村不二雄社長、加藤陽平チームディレクター、ライダーの渡辺一樹によるヨシムラSERT Motul『2021EWCシリーズチャンピオン獲得記念トークショー』が行われた。

2021EWCチャンピオントロフィーを掲げる渡辺一樹、吉村不二雄社長、加藤陽平TD

 EWCチャンピオン獲得を振り返るトークが繰り広げられ、ル・マン24時間とボルドール24時間のトロフィー、そしてEWCチャンピオンのトロフィーがお披露目された。さらに、プレゼント大会が行われジャンケンで勝ち残った方がレアなアイテムをゲットするなど、多くのヨシムラファンで賑わった。

プレゼント大会でジャンケンをする加藤陽平チームディレクター(ヨシムラSERT Motul)
プレゼント大会でジャンケンをする渡辺一樹(ヨシムラSERT Motul)
2021EWCトロフィー:ボルドール24時間(左)、EWCチャンピオン(中)、ル・マン24時間(右)
1978年 MORIWAKI Z1000

© 株式会社三栄