「ファミコン生みの親」上村雅之氏死去 元任天堂社員、立命大教授 78歳

上村雅之さん(2018年撮影)

 任天堂の家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」の生みの親で、立命館大客員教授の上村雅之(うえむら・まさゆき)氏が6日、死去した。78歳。東京都出身。葬儀・告別式は親族のみで行った。立命館大が9日公表した。

 千葉工業大卒。早川電機工業(現シャープ)を経て1971年に任天堂入社。79年、開発第二部長に就任し、大ヒットした「ファミリーコンピュータ」(83年発売)や「スーパーファミコン」(90年発売)などの開発責任者を務めた。家庭のテレビとつなぎ、コントローラーで操作する新しいゲーム機を世に送り出した。

 2004年に立命館大先端総合学術研究科教授。11年4月~21年3月、立命館大ゲーム研究センター長を務めた。

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