ネイティブは“I think”を使わない!?「~だと思います」の英語表現

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ネイティブは“I think”を使わない!?「~だと思います」の英語表現

ビジネスでも、日常会話でも、日本語では

「~だと思います」

はよく使う表現ですよね。これを英語にそのままなおすと

I think

なのですが…実はネイティブは、あまりこの表現は使いません。日本人にはとてもなじみのある “I think” は、英語ではやや弱い表現になってしまうことが多くあります。

例えば、「売上を上げるために、来年はもっと頑張りたいと思います」といいたい時。

これは、日本語でおかしな響きのない、普通の文章ですよね。

しかし、これを “I think” を使って “I think I will work harder to increase our sales next year.” などと英語で表現すると、ネイティブが聞いた時「本当に頑張る気があるのだろうか?」と疑いの気持ちを持ってしまうかもしれません。

上記の場合は、 “I think” を取り除き

I will work harder to increase our sales next year.(売上を上げるために、来年はもっと頑張ります)

というのが相応しいのです。

例)
A:What are your goals for next year?(=あなたの来年の目標は何ですか?)
B:I will work harder to increase our sales next year.(=売上を上げるために、今年はもっと頑張りたいと思います)

日本語だと「~だと思います」をつけるだけで柔らかい表現になりますが、英語では、“I think” を使用しても、日本語のような意味にはなりにくいです。

英語を使う前に、本当に “I think” ふぁ必要なのかどうかを考えてみてくださいね!

(記事協力:テンナイン・コミュニケーション

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