【新日本】『WTL』後藤&YOSHI-HASHIがオーカーン&ヘナーレを撃破、タイチ&ザックと首位決戦へ!内藤&SANADAも勝ち点伸ばし優勝決定戦進出の可能性あり!<12.9松山:全試合結果>

新日本プロレスは12月9日(木)、愛媛・アイテムえひめで『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』第20戦を開催。

今大会は『WTL』の公式戦の10回戦を含む全7試合が行われた。

メインの公式戦は、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(7勝2敗)とグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ(7勝2敗)が対戦。

勝ち点14で争う両チームの対戦となったが、最後は後藤&YOSHI-HASHIが合体技“消灯”を決めてヘナーレから3カウントを奪い8勝目をGETした。

試合に勝利したYOSHI-HASHIがマイクを手に取り「『WORLD TAG LEAGUE』、今日大きな1勝を上げました。オレと後藤さんが決勝に行くためにはあと1勝いる。次、チャンピオンチーム!オマエたちにはな、オレたちは何回も負けてるけど、次こそはな、必ず勝ちをもぎ取ってやる。次の広島、ザック!タイチ!オマエたち二人がリング上で眠る時は…一瞬だ!」と言い放った。

※全試合結果&試合後バックステージコメント全文掲載

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』
日時:2021年12月9日(木) 18:00開場 19:00開始
会場:愛媛・アイテムえひめ
観衆:688人

<試合結果>

▼第1試合 10分1本勝負
中島 佑斗 △
vs
藤田 晃生 △
10分00秒 時間切れ引き分け

■試合後バックステージコメント

中島「クソッ。今シリーズ、あと1試合しか(自分試合は組まれてい)ない。絶対次の大岩戦、勝って、自分の言いたいこと言ってやるよ」

藤田「(地元)愛媛で2連戦させていただいて、今日はほんとに自分にとって大切な日でした。どうしても勝たないといけなかったッス。相手が誰であっても、今日、自分が勝たないといけなかったッス。毎回毎回、試合に勝てなくて、悔しい思いをして。でも、それで終わるだけじゃダメです。それを次につなげて、次、愛媛に帰ってくるときには、もっともっと強くなって、誰も文句言わないぐらい、強くなって帰ってきます。ありがとうございました」

▼第2試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
TAKAみちのく ×
鈴木 みのる
(0勝10敗=0点)
vs
高橋 裕二郎 〇
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
(7勝3敗=14点)
9分31秒 BIG JUICE→体固め

■試合後バックステージコメント

裕二郎「ようし、これで……これで、俺たち“HOUSE OF TORTURE”、何勝何敗だ? オッ、全勝か。俺たちよ、まだ、このリーグ戦、1回もよ、負けてねぇもんな。全勝だよ、オイ。神がかってんな。拷問の神様はよ、俺たちの味方だよ」
EVIL「よし、(※“一丁あがり”とばかり、パン、パン、パンと3回、手を叩きながら入ってきて)今日はよ、余裕のノーコメントだよ。(※引き連れてきたた東郷に向かって)よし、行くぞ……」

※鈴木&TAKAはノーコメント

▼第3試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
タイガーマスク
永田 裕志 ×
(1勝9敗=2点)
vs
SANADA 〇
内藤 哲也
(8勝2敗=16点)
13分56秒 ラウンディングボディプレス→体固め

■試合後バックステージコメント

内藤「今日の勝利で、『WORLD TAG LEAGUE』、8勝2敗、勝ち点16。ふぅ~(※大きく息を吐いて)、12月15日、優勝決定戦が行われる両国大会に向けて、順調に進んでますよ。今、得点状況的に、まだ今日の大会では、俺とSANADAの優勝決定戦進出は決まらないのかな? だとしたら、次の日曜日、広島大会、俺のホームである広島大会で勝利し、そして優勝決定戦進出を決めてみせますよ。そんな広島大会、俺のホームである広島大会の対戦相手は、自称全勝中のEVILと裕二郎。俺を裏切った2人と、あとマネジャーさんもいるのかな? 要するに、3人で来るんでしょ。じゃあもう、最初から3人で入場して、3人でリングにいればいいんじゃない。ハンディキャップマッチでしょ。かまわないよ。俺とSANADAが、そのハンディキャップマッチを難なくクリアしてみせるぜ、カブロン!」

※SANADAはノーコメント

※永田&タイガーはノーコメント

▼第4試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
本間 朋晃 ×
真壁 刀義
(1勝9敗=2点)
vs
ザック・セイバーJr.
タイチ 〇
(8勝2敗=16点)
13分39秒 聖帝十字陵

■試合後バックステージコメント

ザック「ユー、大丈夫?」

タイチ「(※試合中に取れた両眼のコンタクトレンズを右人差し指に乗せて引き揚げてきて、それを見せながら)ほら、これ見ぃや。試合中によ、両方とも出ていった。コンタクトレンズ、目の後ろいっちゃったよ。それでもあの結果……」

ザック「オマエ、スゴイ……目が見えない状態で闘ったのか? スゴイ!」

タイチ「ザックの顔が真壁に見える。誰かわかんなくなっちゃった。今もわかんない。(※記者に向かて)お前誰だ? なんだ? あっ、ブタか、ただの……」

ザック(※笑いながら、記者に向かって)お前は視力良いのか?」

タイチ「見てみろ、こんなでも余裕だよ。視力が失われても関係ないよ、あいつら。感覚で勝ってんだよ」

ザック「まぁ、もうほとんど終わりだ。残り1つ。マカベ、ホンマ……アイツらは何回『(WORLD)TAG LEAGUE』を制覇したんだ? ニカイ? 強者も落ちたもんだ。The Times They Are A Changin’(※ボブ・ディラン『時代は変わる』から)。このまま闘い続けても、お前らを待ち構えるのは死だ。俺はこんなリーグはどうでもいいんだよ、大事なのは優勝決定戦だけだ。(優勝して)トーキョードームの挑戦者を指名する。最後の相手はゴトー&YOSHI-HASHI。ゴング、ナンジ? ゴトーはちゃんと起きてられるのか?」
タイチ「今もう、消灯だ。もう寝てんじゃないか、あくびして? 逆に消灯さしてやるよ、俺らが。いつも寝たいんだろ? あぁ、あいつらとは何回もやったけど、見込みがないよ、あいつらには。そんな“消灯”とかよ、“起床”だとか、そんなことに命懸けてるようじゃよ、ダメなんだよ。だから6人どまりなんだよ、お前らいつまでもよ。まぁ、終わったようなもんだ、トーナメント(予選リーグ)これで。もう両国はもらったようなもんだ。これで俺らトップか、得点? トップか? あとの連中にもよるか? まぁトップだろ。1位通過だ。当たり前のように」

ザック「優勝決勝戦の相手は別に誰でもいい。わかってるのは、俺らは(公式戦で)2つ落とした。誰に負けた? “HOUSE OF CHOADS”(※イギリス英語の汚いスラング)ともう1チームは……あぁ、チャックルブラザーズか。(※イギリスのお笑いコンビ)。グレート-O-“カレン”とBaron Henri(※フランスの画家、アンリ・バロン)。あぁ、2つ落としたよ。でも俺たちが『(WORLD) TAG LEAGUE』を制覇し、トーキョードーム2連戦の舞台に進み、2連続で防衛を果たす。 “HOUSE OF CHOAD”とチャックルブラザーズ。イッテンヨン、イッテンゴ……」

タイチ「ま、トーナメントはなんのサプライズもないね。サプライズは起きない。俺らがチャンピオンのまま(優勝決定戦へ)いってやる。悪いけど」

ザック「このリーグを通して驚いた唯一のことと言えば、全戦ショッパイってことだ」

タイチ「順当に俺らが終わらすから。お前らが悪いんだぞ、火つけた。内藤、SANAやんばっかり見やがって。かわいそうに後藤、YOSHI-HASHI、いっこも注目されてない」

ザック「何にもすごいことしてないナイトーを表紙にするなんて紙のムダ使いだぞ。印刷するだけで何本の木が伐採されてると思ってるんだ? しかも表紙に選ばれたのはあのバカだ。優勝するのはナイトーとSANADAでもG.o.Dでもない。ほかに誰がいたっけ? “HOUSE OF CHOADS”でもない。布団もロクに畳めないYOSHI-HASHIとゴトーじゃ優勝決定戦に上がれない。どうやら優勝決定戦は俺たち2人の1対1になりそうだ。どっちにしても俺たちが優勝してトーキョードームでベルトを防衛するんだ」

タイチ「まぁ、(優勝決定戦の相手は)どうせ内藤、SANAやんだ。待ってるよ、決勝。あぁ、見えない。帰ろ。メガネが欲しい」

ザック「さぁ、目を洗いに行こう」

タイチ「(※控室に向かいながら)本間、真壁、俺がいつも言ってるように、お前ら恥ずかしくないか、トーナメント出て? テメェの胸に聞いてみろ。それが古豪だ。古豪、頑張れ。まぁ、コンタクトをはずしたことだけは褒めてやる……」

本間「(※中島の肩を借りて引き揚げてきて、フロアに崩れ落ちる)あぁ……クッソー……。あぁ……。IWGPタッグチャンピオン、強ぇよ、やっぱり。足元にも及ばなかった。向こうとしたらイージーだったろうな。でもよぉ、俺だって意地があんだ。お前が言うように、俺はただの老害かもしんねぇ。でもよぉ、でもよぉ、俺にだって意地があるんだよ。(※立ち上がりながら)このままで終わんねぇ。絶対、終わんねぇ……」

※真壁はノーコメント

➡次ページ(後半戦)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

▼第5試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
タンガ・ロア
タマ・トンガ 〇
(6勝4敗=12点)
vs
チェーズ・オーエンズ
バッドラック・ファレ ×
(6勝4敗=12点)
11分28秒 高角度前方回転エビ固め

■試合後バックステージコメント

タマ「ヘイ、BULLET CLUBでの同門対決は何度もやってきた。もちろん俺たち(BULLET CLUB)は兄弟同然だが、リーグでは勝つことがすべてだ! 俺たちG.o.Dはもう『WORLD TAG LEAGUE』から敗退してしまったのかもしれないが、それでも最後まで100%の力で闘い抜く。今までも、これからも、ずっとそうだ。たとえ敗退してしまっても、俺たちゲリラズ・オブ・デスティニーは(タッグの)世界ナンバーワンだ」

※タンガはノーコメント

オーエンズ「これで100%ハッキリした。チェーズ・オーエンズとバッドラック・ファレは『(WORLD)TAG LEAGUE』優勝決定戦には上がれない。だが、俺は1つ前のリーグ『G1 CLIMAX』で……ヒロシ・タナハシ……そう、タナハシ……お前もファンもまだ覚えてるかどうか危ういが、俺はリングの真ん中でタナハシからハッキリ3カウントを取った! ワン、ツー、スリーってな。次の(WTL公式戦の)ヒロシマも結果は同じだ! チェーズ・オーエンズが再びタナハシから3カウントを取る! タナハシから3カウントを取って次は……KENTA……KENTA、俺はお前に先にUSヘビーのベルトに挑戦させてやった! だがな、『G1』でタナハシから勝ってるのはお前じゃなくて、この俺だ! あの時俺は、今年は7カ月まるまるニュージャパン・プロレスリングの日本のリングに上がり続けてきてたんで、疲労でヘトヘトだった。だから5日、たったの5日間だったけど、一度アメリカに戻ることに決めた。そこで仕方なく、お前に先に挑戦させてやったんだぞ。KENTA、俺はもう一度タナハシを倒す。そしてそのあとはお前だ……」

※ファレはノーコメント

▼第6試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
矢野 通 〇
棚橋 弘至
(6勝4敗=12点)
vs
小島 聡
天山 広吉 ×
(2勝8敗=4点)
9分17秒 横入り式エビ固め

■試合後バックステージコメント

※2人でバイクに乗り、「ブーンブーンブーン!」とスロットルを吹かせる音を口にしながらコメントスペースに入って来ると、並んでヤンキー座りをして……

矢野「オイオイオイオイオイオイオイオイ、新日のテンとコジ、昔はどんだけ悪かったか知らねぇよ、オイ、パイセン! オイ、パイセン! 時代は今な、俺らなんだよ!」

棚橋「…………(※しばらくの沈黙ののち)こっから巻き返していっから。なあ、トオル?」

矢野「オー! よく見とけよ!」

※ゆっくり立ち上がると、「ブンブンブンブン!」と再びスロットルを吹かす爆音を口にしながら消えていった

天山「(※股間を押さえながら)あぁ……あぁ、マジで……。大事な俺の……潰れそうや……。クソッー。タッグリーグも、最後の最後の、あと2つって時にね。もう勝とうが負けようが、このタッグリーグ関係ない。そうかもしれんけど、どうしても今日だけは、トオルとヒロシに勝ちたかったね。(※痛みをこらえながら)あぁ、チキショー……いいとこまでいってね、せっかくあそこまでいって自分自身、あんなやり方……。あぁ、マジで……腫れてるかもしれん、これ。危ない。まぁ、残りあと1戦。広島。まぁ、その日は、とにかくテンコジ、コジと2人で、最後の最後、ガッチリ暴れてやるから、よう見とけって」

小島「(※天山と入れ替わりで)これで10試合して、2勝8敗か……。たぶん、そうだと思う。だけど……すごくダメな結果だと思うよ。だけど、俺は恥ずかしいとか、そんなのまったく思ってねぇから。一戦一戦、全力で、全身全霊で闘ってきたんだから、何も恥ずかしく思ってねぇよ。今日までやってきたこと、なにも、これっぽっちも、恥ずかしくない。むしろ、誇らしいと思ってるんだ。あと残り1戦、この気持ち忘れないでやっていく。広島大会(12.12)、この残り、この気持ち持って、テンコジとして最後まで完走してやるよ」

▼第7試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
YOSHI-HASHI 〇
後藤 洋央紀
(8勝2敗=16点)
vs
アーロン・ヘナーレ ×
グレート-O-カーン
(7勝3敗=14点)
19分43秒 消灯→エビ固め

■YOSHI-HASHIのマイク

YOSHI-HASH「『WORLD TAG LEAGUE』、今日大きな1勝を上げました。オレと後藤さんが決勝に行くためにはあと1勝いる。次、チャンピオンチーム!オマエたちにはな、オレたちは何回も負けてるけど、次こそはな、必ず勝ちをもぎ取ってやる。次の広島、ザック!タイチ!オマエたち二人がリング上で眠る時は…一瞬だ!」

■試合後バックステージコメント

YOSHI-HASHI「リング上でも言った通り、大きな1勝。ほんとに、最初、言ってただけじゃなくて、決勝、そして優勝が、ほんとすぐそこまで来てる。あと1勝。タイチ、ザック、俺たち今まで全部負けてきた。でも、今の勢いあれば絶対、絶対勝てると思う。そうですね?」

後藤「(※かみしめるような口調で)その通りだよ。泣いても笑っても、リーグ戦はあと1戦。今までの借りを、すべてペイバックしてやるよ。散々バカにしてきたあいつら、最後に笑うのは俺たちだってところを見せてやろうぜ、YOSHI-HASHI」

YOSHI-HASHI「それとオーカーン、オイ、お前、デカイだのちっちゃいだの、ガタガタ言ってんじゃねぇ。これが今、現実だ、オイ。な? お前がどうこう言えるレベルじゃねぇんだ。ふざけんなよ、コノヤロー。オイ、顔洗って出直してこい(※戸井って、先に控室へ向かう)」

後藤「(※1人残って)バカヤロー、ふざけんな。まぁ、この結果が、すべてだ。広島(12.12)でも、形に残すぞ……修行の成果を!」

オーカーン「あいつらと対戦したのは、確か初じゃなかったか? まぁだが、今宵の処刑、2、3日、いや、1週間は覚えといてやるよ。後藤、YOSHI-HASHI、というレスラーがいたことを……。だがな、15日のメインイベントの道は閉ざされておらん。面白いじゃないか。帝国はいつも、逆襲なんだよ……」

※ヘナーレはノーコメント

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<写真提供:新日本プロレス>

▼写真ギャラリー

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