中学生から成人の当事者にすすめられる、2E(ギフテッド&発達障害)のための本発売!

合同出版では2021年12月23日に『2E 得意なこと苦手なことが極端なきみへ 発達障害・その才能の見つけ方、 活かし方』を販売。 2E(Twice-Exceptional)とは、 発達障害と何らかの優れた才能を併せもつ子どものこと。 個人の中で能力の発達の凸凹が大きいために、 がんばれば凹の部分も凸と同じようにできるはず、 と誤解されて叱咤激励の結果不登校におちいる子もいる。 また、 浮きこぼれの子に当てはまるように学校の授業が簡単すぎてつまらないと思う一方で、 運動が不得意で体育には参加したくない、 同級生とは話題があわない2Eの子は、 能力をもっていても発揮できないことがある。 この本では2Eの人たちが、 自分に合ったやり方で生きるために何が必要か、 周囲の人はどんな支援をしたらいいのかなどの疑問に対して、 ワークとイラストを入れながら具体的な提案をする本。 例えば授業中に、 授業の内容とは別のアイデアが浮かぶことはありませんか? それはもしかしたら、 クリエイティビティというとても貴重な能力のサインかもしれない。でも、 学校や社会で、 特に周りに合わせるルールが大切な場所でこの力を発揮しすぎると、 「ルールを守れない」というレッテルを貼られてしまう。 同じように、 こだわりも最後まできっちりやる、 細かいところまで徹底するという貴重な能力だが、 ときと場合によっては、 融通がきかない、 集団行動ができない人と判断されてしまう。つまり、 特性を才能とするためには、 適切なときと場所でその特性を発揮する必要があるのです。 自分の特性を最大限発揮できるときと場所 を見つけることこそが、 大切。 これを自分一人でやるのはなかなか難しいので、 客観的にアドバイスをくれる親や支援者の存在が重要になる。

目次

Part1 ギフテッドと2E 1 2Eとは? 2 ギフテッドとは? 3 ギフテッドの6分野 4 発達障害の主な3つのタイプ 5 ギフテッドと発達障害 6 2Eに気づかない3つのわけ Part2 才能を見つける 1 得意なことを見つけよう 2 才能としてのADH&AS&LD 3 周りとの相性で評価が変わる 4 規格外だと才能になりやすい? 5 才能の種をまず見つけよう 6 ギフト(才能)の使い方 7 弱点が別の能力を高めることがある 8 折り合いをつける Part3 あなたの能力を隠しているものを探そう 1 3つのストレスレベルを知ろう 2 ラスクのモデルと脳内物質 3 ラスクのモデルを活用した対応法 4 脳内物質別やる気スイッチの入れ方 5 適切なストレスが能力を開花させる 6 疲れる前に休む 7 学校を休むことも選択肢の一つ Part4 2Eの人がうまくいくために 1 自分らしくいるために 2 SOSを出そう 3 効果的なアドバイスの受け取り方 4 失敗から学ぶために大切なこと 5 自分の存在と行動を分ける 6 ペアワーク・グループ活動 7 できないときの6つの解決法 8 ギフトを伸ばす工夫 9 自己イメージのでき方 10 コンプレックスのとらえ方 11 自分研究 あとがき ─ 多様な子どもたちの個性と思いに寄り添う方へ

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