メッツの新監督候補はオースマスら6人 来週から2次面接開始か

メッツの新監督選びの状況に詳しい関係者によると、ブラッド・オースマス、ジョー・エスパーダ、ボブ・ゲレン、クレイトン・マカラー、マット・クアトラーロ、バック・ショウォルターの6人が1次面接を受けた、もしくは受ける予定となっているようだ。1次面接はリモート形式で行われており、まもなく6人全員の面接が終了。このうち数人が2次面接に進むとみられている。2次面接はリモート形式ではなく対面で行われる予定となっており、早ければ来週にも開始される見込みだ。

当初、メッツの新監督候補にはオースマス(前エンゼルス監督)、エスパーダ(アストロズ・ベンチコーチ)、ゲレン(ドジャース・ベンチコーチ)、クアトラーロ(レイズ・ベンチコーチ)、ショウォルター(前オリオールズ監督)、ドン・ケリー(パイレーツ・ベンチコーチ)の6人が挙げられていた。しかし、ケリーは個人的な理由によりメッツ新監督の1次面接を辞退。新たにマカラー(ドジャース・一塁ベースコーチ)が候補者リストに加わった。

6人のうち監督経験があるのはオースマス(52歳)、ゲレン(60歳)、ショウォルター(65歳)の3人。エスパーダ(46歳)とクアトラーロ(48歳)は監督経験こそないものの、ベンチコーチとしてそれぞれAJ・ヒンチ、ダスティ・ベイカー、ケビン・キャッシュといった名将をサポートしてきた実績があり、各球団の新監督選びのたびに候補者となっている人物である。

現在41歳のマカラーは6人の候補者のなかでは最も若く、メジャーのコーチ経験も1年だけしかない。2002年ドラフト22巡目指名でインディアンスに入団したものの、メジャー昇格を果たせないまま2005年限りで選手としてのキャリアに終止符を打ち、指導者に転身。2007年から2014年までブルージェイズ傘下のマイナー球団で監督を務め、その後ドジャースにマイナーのフィールド・コーディネーターとして迎えられた。今季からメジャーの一塁ベースコーチに昇格。そして現在、メッツの新監督候補に名を連ねている。

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