森七菜が「逃亡医F」で成田凌にひかれる新人海洋観測士に

森七菜が、日本テレビ系で2022年1月15日スタートの連続ドラマ「逃亡医F」(土曜午後10:00)に出演することが分かった。

成田凌が主演を務める本作は、伊月慶悟氏の原作、佐藤マコト氏の作画による同名コミックを映像化するもの。恋人殺しの濡れ衣を着せられ、地位も名前も捨てて逃亡を続ける天才外科医・藤木圭介(成田)が、極限の逃亡生活の中で遭遇する「彼にしか救けられない患者」たちに手を差し伸べていくサバイバル・ドクター・エンターテインメントだ。藤木に殺害されたとされる恋人の兄・八神拓郎役で松岡昌宏も出演する。

森が演じるのは、藤木が潜伏する海洋観測船・第一海風丸に乗る、駆け出しの海洋観測士・沢井美香子。漁師だった亡き父の影響を受けて船の上の仕事を志望し、その夢をかなえたばかり。藤木と出会うことで、大きく運命が変わっていくことになる役どころだ。

森は「オファーをいただいて、第1話の脚本を読ませていただいた時から、物語のスリリングさと、あまりのスピード感にワクワクして、撮影が始まるのをずっと楽しみにしていました」と声を弾ませる。

演じる美香子のキャラクターについては「ずっと夢だった海洋観測士としての第一歩を踏み出したばかりで、一人前になるために、男性ばかりの船の上でひたむきに努力を続けています。負けず嫌いなところと、夢に向かって努力をし続けられるところは私自身も共感できる、ごく普通の女の子。第1話で成田さん演じる藤木先生に出会って、ある事故をきっかけに彼にひかれ、いろいろな追っ手から逃げ続ける彼を追いかけていくことになります」と説明し、「(成田演じる)藤木先生と、その恋人の死をめぐる巨大な事件に美香子自身も巻き込まれる中で、真っすぐに生きてきた美香子がどう変わってしまうのか? それとも変わらずにいられるのか? 演じる私自身も今からとても楽しみです!」と笑顔を見せる。

成田に関しては「ほかの現場でご一緒したことはありますが、これまでは、兄と妹のようなお互いの立ち位置がはっきりした役どころばかりでした。なので、今回のように対等な間柄のキャラクターとして初めてお芝居ができることをとても楽しみにしています」と成人を迎えて、大人同士の共演に向けての意気込みを語った。

また、ドラマは先日第1話の撮影がスタート。藤木が乗組員として身を隠す第一海風丸のシーンだ。ライフジャケットを着込んで船に乗り込んだ成田に、制作スタッフから「第1話クランクインです!」と声がかかると、力強い「よろしくお願いします」の声とともに、共演者、スタッフらに向けて深々と頭を下げた成田。冷たい海風が吹き込む早朝、緊迫したシーンからのスタートとなったが、撮影の合間には共演者らとともに笑顔を見せるなど、和やかな雰囲気で撮影は進行。オンエアに向けて、順調な滑り出しとなった。

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