F1アブダビGP:ヤス・マリーナ、レイアウト変更でラップタイムが14秒短縮か。DRSゾーンは2カ所

 2021年F1アブダビGP開催に向けて、ヤス・マリーナ・サーキットでは大規模な改修が行われ、レイアウトに修正が加えられた。

 オーバーテイクを促進することを目的に、レイアウトは以下の部分が変更された。

・旧ターン5/6のシケインを撤去してまっすぐヘアピンにつなげる
・旧ターン11、12、13、14の4つの鋭角コーナーはバンクのついたロングコーナーに変更
・旧ターン17、18、19、20の半径を大きくする

ヤス・マリーナ・サーキット(2021年)コース図

 1周の長さは、これまでの5.554kmから5.281kmに縮まった。レイアウト変更によりスピードが上がることも見込まれており、F1タイヤサプライヤーであるピレリは、旧レイアウトより14秒ラップタイムが短縮すると予測している。メルセデスは、「10秒程度」との予想を示している。

 オーバーテイクを促進するためのDRS(ドラッグリダクションシステム)セクションは、2カ所設けられる。ひとつめはディテクションポイントがターン5の40m手前、アクティベーションポイントがターン5の210m先。ふたつめはディテクションポイントはターン7の50m先、アクティベーションポイントはターン7の165m先に設定された。

© 株式会社三栄