県内宿泊割「ふるさとで“心呼吸”の旅」 2月末まで延長 近隣3県在住者も対象に

 長崎県は10日、県民限定の県内宿泊割引キャンペーン「ふるさとで“心呼吸”の旅」について、来年元日(チェックアウト)としていた利用期限を来年2月末(同)に延長すると発表した。今月15日からは福岡、佐賀、熊本3県の在住者にも利用対象を拡大し、本県への誘客を促進する。
 国が先月、観光需要喚起のため県民割の支援期間の延長を決めたことに伴う措置。新型コロナウイルス感染対策の「ワクチン・検査パッケージ」として、県外客は接種済証などを提示しなければならない。来年1月以降は長崎県民も提示を求められる。
 これまで同様、1人1泊につき費用の50%(上限5千円)を割り引く。旅行会社販売の日帰りツアー代金も対象。県内で利用できる地域限定クーポンも1泊につき2千円分を付与する。
 来年元日チェックアウト分までは施設での精算時に割り引くが、それ以降は大手旅行サイト「楽天トラベル」「じゃらんnet」での予約時に適用する。両サイトでの予約は今月下旬に始める予定。
 県は、近隣3県の新型コロナ感染状況が政府の5段階指標で「レベル3」となった場合、キャンペーン対象から随時外す。
 問い合わせは午前9時半~午後5時半、キャンペーン事務局(電095.818.3355)。詳細は観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」に掲載している。
 県によると、本県在住者は福岡県の旅行割引キャンペーンの適用対象となっており、来週以降は熊本、佐賀両県の対象にも加えられる。


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