ハミルトン最速。角田はガスリーを上回る6番手【タイム結果】F1第22戦アブダビGPフリー走行3回目

 2021年F1第22戦アブダビGPのフリー走行3回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは4番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは7番手、角田裕毅は6番手となっている。

 気温27度、路面温度39度というドライコンディションで、現地時間14時にセッションがスタート。ハミルトンと僚友バルテリ・ボッタスに加え、普段はセッション中盤までコースへ出て行かないことも多いフェルスタッペンが早々にコースイン。メルセデスはふたりともハードタイヤ、フェルスタッペンはミディアムタイヤだ。

 メルセデス勢は1周走っただけピットへ戻るが、フェルスタッペンはまずは1分24秒997をマークし、その後も周回を重ねて1分24秒828までタイムを縮める。一方ハミルトンはソフトタイヤに履き替えて再びコースへ出て行き、1分24秒241でトップタイムを更新。角田はハードタイヤでコースインし、1分26秒349をマークして7番手につけた。

 ハミルトンは全セクターで最速タイムを記録し、1分24秒055でトップタイムを塗り替える。ボッタスがハミルトンを0.03秒上回るが、セッション折り返しを迎える頃にはハミルトンが1分23秒274とFP2の最速タイムを上回ってトップに立った。一方のフェルスタッペンはミディアムでの走行を続け、ペレス3番手、フェルスタッペン4番手。5番手、6番手にはハードタイヤの角田とガスリーが続く。

 その後フェルスタッペンはピットに戻り、残り時間30分を切ったところで、レッドブルはフェルスタッペン車のリヤウイングを交換。残り時間17分ほどのタイミングでフェルスタッペンはソフトを装着してコースへ出ていき、1分23秒488と2番手タイムを記録する。その後も走行を続けたが、フェルスタッペンのリヤタイヤには縁石の赤いペイントが付着してしまっていた。角田も後半にソフトを投入し、1分24秒443で3番手に浮上するが、ソフトのボッタスやペレス、ランド・ノリス(マクラーレン)らがそのタイムを上回った。

 トップはハミルトンのままFP3が終了。フェルスタッペンが2番手、ボッタスが3番手、ペレスが4番手とメルセデスとレッドブルがトップ4を独占。トップ5以下はノリス、角田、ガスリーと角田はここでもチームメイトを上回った。以下カルロス・サインツ(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)というトップ10になっている。

2021年F1第22戦アブダビGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第22戦アブダビGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2021年F1第22戦アブダビGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第22戦アブダビGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■2021年F1第22戦アブダビGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps

1 44 L.ハミルトン メルセデス 1’23.274 23

2 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’23.488 23

3 77 V.ボッタス メルセデス 1’24.025 21

4 11 S.ペレス レッドブル・ホンダ 1’24.047 21

5 4 L.ノリス マクラーレン 1’24.106 17

6 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1’24.223 22

7 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’24.251 22

8 55 C.サインツJr. フェラーリ 1’24.595 20

9 3 D.リカルド マクラーレン 1’24.733 16

10 16 C.ルクレール フェラーリ 1’24.758 21

11 18 L.ストロール アストンマーティン 1’24.821 22

12 31 E.オコン アルピーヌ 1’24.834 18

13 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’25.037 23

14 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’25.048 18

15 14 F.アロンソ アルピーヌ 1’25.094 19

16 5 S.ベッテル アストンマーティン 1’25.115 25

17 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’25.220 22

18 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’25.322 19

19 47 M.シューマッハー ハース 1’25.340 18

20 9 N.マゼピン ハース 1’26.332 19

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