性の多様性に理解深めよう ピンクドット沖縄開催 教員側の認識課題を指摘

 LGBTQなどの性的マイノリティーを含む全ての人が生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット沖縄2021」が11日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催された。第2部のパネルディスカッションでは「性のグラデーション」をテーマに、性の多様性やLGBTQを取り巻く状況などに関して報告があった。 学校や企業向けにLGBTQなどの講演会を開く、一般社団法人「ちむぐみ」のまぁ~ちゃんは、教諭の理解の向上も必要だと指摘した。

 琉球大法科大学院の矢野恵美教授は大学の現状について、学生が教員よりLGBTQについて知っていることを説明した。「学校で教わっていないからもしれないが、よく知らない教員が多い。ジェネレーションギャップを感じている」と話した。

 第1部ではドキュメンタリー映画「沖縄カミングアウト物語~かつきママのハグ×2珍道中!」を上映した。第2部では県出身アーティストのトークライブも行った。

 (狩俣悠喜)

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