ロボット製作を通して高等専門学校生に東京電力福島第1原発の廃炉に興味を持ってもらおうと、福島県楢葉町で11日、第6回廃炉創造ロボコンが開かれた。全国12校から13チームが参加し、小山高専が最優秀賞を獲得した。
今回は原子炉建屋の高線量エリアの除染を想定。参加者らは作業現場が見えないついたての奥でロボットを遠隔操縦。曲がった通路やスロープを抜け、2.5メートルほどの高さに張られた模造紙をペンで塗りつぶす課題に挑んだ。実際の作業では表面を削るなどして放射性物質を除去するが、模造紙を除染箇所に見立てた。