恩納村議2人が職員を威圧か 観光協会が議会に抗議 施設管理「絶対させない」

 【恩納】沖縄県恩納村の真栄田岬周辺活性化施設の指定管理を巡り、同村観光協会は10日、村議会に抗議文を提出した。村議2人が協会職員らに「観光協会へは絶対に管理させない」など威圧的な発言をしたとしている。同問題に対する村議会の対応にも抗議した。
 村は7日開会の村議会12月定例会に協会を指定管理者とする議案を提出。協会は6日、村議の発言を問題視し公平公正な審議を求める要請書を議会に出した。又吉薫議長は議会運営委員会後の提出などを理由に12月定例会では扱わないとし、発言議員名を記載して提出し直すよう伝えた。
 協会は抗議文に議員名を明記し「議長裁量で(要請を)却下された」と抗議した。「管理させない」と発言したとされる議員は本紙取材に「はっきり覚えていない」と答えた。もう1人は「もっと汗水を流すべきだ」との発言を認め「酒の席で、激励する意味で言った」と説明した。又吉議長は「要請を却下した訳ではない」と述べた。
 (岩切美穂)
 
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