柳楽優弥 ビートたけしの話し方や特徴を、松村邦洋から伝授 「浅草キッド」メイキング映像

Netflixで配信中の、柳楽優弥が若かりし頃のビートたけしを、大泉洋が師匠の深見千三郎を演じる映画「浅草キッド」から、メイキング映像が公開された。

メイキング映像では、ビートたけしを敬愛してやまない劇団ひとり監督が、「青天の霹靂」以来2作目に本作を選んだ理由について、「どうしても『浅草キッド』を撮りたい。理由はただ一つ、僕がやりたいという事しかなくて」と強い思いを明かしている。昭和40年代の浅草については、「僕は当初そこまで浅草の町を再現しなくて良いんじゃないかと思ってたんです。(でも)やるんだったら徹底的にやりましょうという事で、浅草ロック座の通りをオープンでセットを組んで、凄いクオリティの浅草が出来ました。びっくりしました」と、セットとは思えない再現ぶりを称賛している。

印象的なシーンで登場するタップダンスについてのメイキングも。タップについて大泉は、「練習は大変でしたね。最初は出来るのかなと思っていたけれど、やっていくと楽しくて」と語っている。タケシを演じた柳楽も、「たけしさんのタップダンスの映像を見ると独特な雰囲気の格好良さがあるんです。現場に入る前に3、4か月習いましたが、本当に難しくて」とその難易度の高さに触れている。また柳楽は漫才のシーンについて、「ツービートのテンポ速さの練習だったり、北野武さんの話し方、特徴を松村邦洋さんに教えて頂きました。一つ一つ勉強して練習していって自分の中の怖さを消していくことの毎日でした」と、誰もが知る人物を演じることの重圧を明かしている。

最後に劇団ひとり監督による、「お笑い界の神様の映画を僕は撮っちゃったわけです。僕がすごく好きな浅草の人達の生き方、美学がどれぐらい響くのかっていうのは、やっぱり怖さはあります。でも、もう作ったもん勝ちですから」と、不安を抱きつつもやりきった自信も見せるコメントで締めくくられている。

「浅草キッド」は、昭和40年代の浅草を舞台に、深見千三郎に弟子入りしたタケシを描いた作品。師匠・深見との日々、個性と才能にあふれる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでが描かれる。ビートたけしの原作の基に、ビートたけしを敬愛してやまない劇団ひとりが監督と脚本を担当。劇団ひとりとは2度目のタッグとなる大泉洋が深見千三郎を、柳楽優弥がビートたけしを演じている。

【作品情報】
浅草キッド
Netflixにて全世界独占配信中

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