沖縄11人クラスター 宜野湾の事業所、マスクせず業務も 新規感染は5人(12月13日朝)

 沖縄県は12日、20~60代の5人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。宜野湾市のサービス業の事業所で11月9日~12月11日までに20~50代の男女11人の感染が確認されたクラスター(感染者集団)が発生したことも公表した。現在も接触者の検査を進めている途中だといい、感染者は増える可能性がある。県は実態確認と感染の封じ込めを急いでる。
 【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況  

 中部保健所の調査よると同事業所ではマスクをしていない職員が複数人いた。施設内の作業場所の換気が悪かったほか、消毒が十分に行われていなかったのが感染拡大の一因と見られるという。現在は営業を自粛している。事業所の利用者には影響がないとした。
 11人のうちワクチン接種が確認されたのは2人で、残りは未接種か不明だとした。
 県の糸数公医療技監は、職場でクラスターが発生すると「感染拡大のスピードが早くなる」とし、各事業所へコロナ対策を改めて呼び掛けた。
 新規感染者5人の内訳は60代と40代で各2人、20代で1人。
 地域別では宜野湾市と北部保健所管内で各2人、中部保健所管内で1人。
 5人のうち3人は感染が確定した人と接触歴があった。
 日曜日のため、米軍関係の感染報告はなかった。
 
 
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