駿河太郎が感じた、「賛否両論は覚悟の上」で演じる立川談志の魅力

BS日テレでは2022年1月2日に「BS笑点ドラマスペシャル 笑点をつくった男 立川談志」(午後7:00)を放送。夫婦を演じる駿河太郎と篠田麻里子が、ドラマの見どころを語った。

本作は、2017年からシリーズ放送している“BS笑点ドラマシリーズ”の第4弾。日本テレビ系の人気演芸番組「笑点」(日曜午後5:30)の知られざる創成期と、孤高の天才落語家・立川談志の素顔が描かれる。主演は第1弾から談志に扮(ふん)してきた駿河太郎が務め、談志の妻・則子を篠田が演じる。

駿河は「主演ドラマが作られるだろうと薄々は感じていましたが…プロデューサーには“やめとけ!”と言いました(笑)」と談志がメインとなる主演作制作に苦笑しつつも、「ものまねになっても嫌だし、ものまねしようとしてもできないのが談志さん。特に落語は談志さんにしかできないものがあるので、談志さんがやってきた落語のすごみを出せれば。やるからにはそれくらいやらないと。賛否両論は覚悟の上です」と重責を感じながらの熱演を報告。

一方、篠田は「談志さんの表面的なイメージしか知らなかったので、プライベートの部分や奥さんと過ごす普段の様子は新鮮。台本を読みながら、談志さんってこういう人なんだ!と今までのイメージがくつがえりました」と明かす。

劇中では、2人が演じる夫婦間の絆にもスポットが当てられる。駿河は「談志さんはきっとシャイ。外では気を張っているけれど、家では聞き役で静かだったはず。そんなイメージを持ちました」と感想を述べれば、篠田も「同業よりも、知らないくらいの距離感の方が関係性を保てるもの。2人がそういうような関係性だったからこそ、楽しい関係性でいられたのではないかと思う」と共感を寄せる。

そして、談志の魅力に関して、あらためて駿河は「1人で戦っているところ。新しいものを見つけようと1人で突き進んでいる姿は男としてカッコいい」とリスペクトすれば、篠田も「実はすごくキュート。妻として癒やされる気持ちも分かりました。何より一緒にいて楽しそう」と人柄を称賛した。

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