海外とリモートでピアノレッスン 広島

新型コロナ オミクロン株の世界的な拡大でさまざまな分野に影響が出ています。

広島市の音大生が最先端のリモート技術を使い、来日できなくなった先生のレッスンを受けました。

演奏しているのは約9千キロ離れたウィーンにいる先生です。

このリモートレッスンはエリザベト音楽大学がヤマハの協力をえて実施しました。

ウィーン音楽大学の教授がヨーロッパの新型コロナ再拡大で来日できなくなったことが理由です。

ヤマハの新しい技術ではスピーカー越しに相手の演奏を聞くのではなく、ピアノの自動演奏により実際の演奏を再現することで、遠隔でその繊細なタッチなどを確認し指導につなげることができます。

こうしたリモートレッスンは広島では初めての試みだということです。

3年生 永田愛莉さん「まるで隣でひいてらっしゃるような感覚でレッスンさせていただけたのでとてもうれしかったです」

3年生 小林綾菜さん「音の感じとかニュアンスがわかりやすいと思ってます」

演奏学科長 垣内敦教授「外とつながって外の意見だとか日本以外の考えを広島にいながら感じることができるのは意義がある」

エリザベト音楽大学では来年1月イタリアやドイツから講師を呼ぶ予定でしたが、オミクロン株の影響で断念しました。

今後も研修方法などいろんな形を模索していきたいとしています。

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