日用品の供給、課題は国産化とリサイクル 朝鮮各地で展示会開催

原料・資材の国産化とリサイクル。朝鮮では、これらが日用品の増産・供給における政策課題とされている。

その成果を示す展示会が各地で開かれている。

バッグを手に取る市民ら(メアリ)

 平壌市人民消費品展示会が11月25~30日、平壌第1百貨店で行われ、平壌市の軽工業工場など約160の企業の500余種、28万5千余の製品が出品された。

 展示会には、各企業が原料・資材の国産化、リサイクルに積極的に取り組んで生産した食料品や、服、靴、かばん、化粧品などの日用品が並び、盛況を博した。

 マスクも不織布や布製など多様だ

 また、会期中には新商品開発、品質向上のための企業間の経験および技術交換も行われた。

マスクも不織布や布製など多様だ(メアリ)

 9月の朝鮮労働党中央委員会第8期第3回政治局拡大会議では、軽工業部門で消費財を増産する課題が示された。各地の工場では、原料と資材の確保を先行させながら増産に取り組んでいる。

 平壌市以外にも、平安北道(12月初旬)や黄海北道(10月中旬)などで消費財の展示会が行われ、地元の原料を活用したさまざまな製品が出品された。

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