宮崎県内9市、二転三転で困惑 10万円現金年内一括容認へ

 新型コロナウイルス対策として18歳以下の子どもへの計10万円相当の給付を巡り、二転三転する政府方針に県内自治体が困惑している。岸田文雄首相は13日、自治体の事情に応じて年内に10万円の現金一括給付を認める意向を突如表明。県内9市では年内に現金5万円の先行給付に向けた準備が進んでおり、担当者は「一括給付はスケジュール的に厳しい」と口をそろえる。全てを現金給付にするかクーポンを支給するかも検討できず、「きちんとした制度設計を」と求めている。

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