立民・山田勝彦衆院議員、飲酒騒動巡り 「私人として」謝罪

報道陣の質問に答える山田氏=大村市竹松本町

 11月上旬深夜に長崎県五島市内で酒に酔い、他人の家の玄関を何度もたたいて警察に通報される騒ぎを起こした立憲民主党の山田勝彦衆院議員(42)=比例九州、1期目=が13日、大村市内で記者会見。「公人というより私人として迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪し、党県連副代表の辞任と任期中の禁酒を明らかにした。
 山田氏は「私人」との理由で議員バッジを外して会見に臨んだが、議員辞職は否定。騒動直後に被害者に謝罪しなかったことについて「公務を含めた自分のスケジュールを優先した。最初に電話で謝罪すべきだった」と釈明。4日後に被害者から県連に連絡があり、山田氏が電話したという。その後、被害者宅を訪ね迷惑料として渡そうとした現金20万円について、「口止め料」ではないのかとの質問が出たが「そういう意図は全くない」と否定した。
 党県連は7日の倫理委員会で山田氏の副代表解任の方針を確認していたが、山田氏から辞任の申し出があり、11日の常任幹事会で了承したという。赤木幸仁県連幹事長は「本人の意向を尊重して受け入れた」としている。
 山田氏の事務所は会見冒頭、「質問は1社1問を目安」とするよう記者団に要請。質問が相次ぐ中、「時節柄、長時間は控えたい」として約40分で打ち切った。
 山田氏は10月の衆院選に長崎3区から出馬し、比例復活で初当選。11月4日夜に当選あいさつで訪れた五島市で支援者と会食。5日未明、酔って他人の家の玄関を何度もたたき警察に通報され、五島署で事情を聞かれていた。


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