女子差別?チェルシー女子にぶっ潰された乱入男が逮捕されない理由

欧州各地で行われているUEFA女子チャンピオンズリーグ。

先日行われたチェルシー対ユヴェントス戦では、試合中のピッチ上に乱入する不届き者が現れた。

その男に強烈なショルダータックルを食らわせたチェルシーFWサム・カーにイエローカードが提示されたことも話題に。

【動画】チェルシー女子選手、乱入男をぶっ潰した鬼タックルシーン

ただ、『The Athletic』によれば、警察当局は今回の乱入者を逮捕することができないという。

その理由は、法律上の問題。条文では、“指定試合”に無断で立ち入った場合には犯罪になると明記されており、違反した場合には1000ポンド(15万円)以下の罰金が科される。

ただ、この“指定試合”は「チームの一方、または両方が、英フットボールリーグ、プレミアリーグ、カンファレンスリーグ、ウェールズリーグのクラブである場合、もしくは、国や地域を代表する場合」とされており、女子の試合は除外されているという。

よって、女子の試合への侵入者が誰かを暴行したり、公然わいせつを犯したりしない限り、警察は手出しができないそう。女子の試合に単に乱入しただけでは逮捕できないとのこと。

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