辺野古の埋め立て中止を 土砂投入開始から3年 市民らシュワブ前で集会、海上抗議も 

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、政府が埋め立て区域への土砂投入を始めてから14日で3年となったことにあわせて、新基地建設に反対する政党や市民団体などで構成するオール沖縄会議は同日、米軍キャンプシュワブのゲート前や辺野古の海上で抗議活動を始めた。
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 午前8時40分頃から始まったゲート前での座り込みには約40人の市民が集まっている。座り込みの開始に先立ち市民らは「移設を中止に追い込むために頑張ろう」など、工事の中止を求めてシュプレヒコールを挙げた。
 海上では、カヌー約30艇、抗議船3隻が出漕し、「サンゴを守れ」「違法工事やめろ」「海を壊すな」などとシュプレキコールを上げて新基地建設反対を訴えた。
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