自転車オフロードレースの国内王者を決める「第27回全日本選手権大会シクロクロス(CX)in土浦」最終日は12日、茨城県土浦市の川口運動公園特設周回コースで最上位カテゴリーの男女エリートを行い、男子の小坂光(こさかひかる)(宇都宮ブリッツェンCXチーム)が1時間0分57秒で優勝。4年ぶり2度目の全日本王者に輝いた。
CXは芝生の上や、障害が置かれた未舗装のコースを走る競技。小坂はスタートから先頭集団でレースを展開し、4周回目からは織田聖(おだひじり)(弱虫ペダル)との一騎打ちに。6周回目で織田に約5秒差をつけられたが、9周回目で詰め寄って再び競り合いに持ち込んだ。最終10周回目で織田を突き放して栄冠をつかんだ。
表彰式で小坂は全日本チャンピオンの証である真っ白なジャージーに袖を通した。会場に集まったファンに、「宇都宮市から来てくれたたくさんのサポーターの応援が力になった」と感謝していた。