浦添市、「10万円」年内に一括給付へ 市議会で補正予算を可決

 【浦添】18歳以下の子どもへの計10万円相当給付について、浦添市議会(比嘉克政議長)は14日午後の本会議で、年内に10万円を一括給付する総額24億1441万円の補正予算案を全会一致で可決した。議会には当初、市当局から先行給付の5万円のみの補正予算案が提案されていたが、岸田首相が13日の衆院予算委員会で一括給付を容認する姿勢を示したことを受け、議員側が給付額を10万円に増額する修正案を提出し、可決された。

 修正案の可決を受け、市当局は年内の一括給付に向け調整を始めた。市によると、対象者は約2万4千人。議員を代表して登壇した上原聖也議員は「多くの市民のニーズに応えるべく年内に10万円を給付する内容の予算に修正する」と説明した。

 10万円の給付を巡っては、石垣市も10万円を全額給付する方針を表明している。

© 株式会社琉球新報社