新潟県長岡市と新発田市で計19人の新型コロナウイルス感染症患者、長岡市の小学校で新たな集団感染を確認

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新潟県は14日15時30分、長岡市と新発田市で県内8117例目から8137例目となる新型コロナウイルス感染症患者が計19人確認されたと発表した。なお、同日に発表された新潟市内の新規患者はゼロ人。

新規感染者19人の内訳は、長岡市で18人、新発田市で1人。全員が軽症または無症状で、現時点で感染経路が特定できていない患者はいない。

本日は、県内で2つの集団感染関連の患者が確認された。1つ目はこれまでに確認されていた、新発田保健所管内の学校関連。本日は新たな患者が1人(8122例目、新発田市在住の10歳未満の男性で、学校の児童)確認され、この集団感染関連の患者は累計49人となった。

また、新たに長岡保健所管内でも学校関連の集団感染が判明した。本日長岡市で確認された18人の患者は全員がこの集団感染の関連で、長岡市によると、このうち13人が長岡市立才津小学校に通うの10歳未満の児童である。同校では、12日に児童1人の陽性が確認されて以降実施していた臨時休校を16日まで延長する。なお、新規患者には、同小学校の児童であるものの、学校ではなく児童クラブで感染した患者も含まれる。

残り5人は児童の家族で、30歳代から70歳代の男女と、市内の保育施設に通う10歳未満の園児。当該保育施設では15日から18日までを臨時休園とし、施設内の消毒作業を行う。

また長岡市は、本日の新規患者の中に前述とは別の保育施設に勤める、市子ども未来部の職員が含まれることも合わせて公表。職員は6日以降は勤務していないことから、園児およびほかの職員に濃厚接触者はおらず、当該施設は閉鎖せずに消毒作業を行った上で通常どおり保育を行うという。

12日に陽性が確認された児童を含め、市立才津小学校の児童の感染は計14人。家族など、関連する患者の合計では19人となった。県ではこれまでに65人ほどの検査を実施し、18人が陽性(本日発表分)となったが、今後も新たな患者の家族などへ対象を広げて検査を実施していくという。

【関連リンク】
長岡市 「市立学校における新型コロナウイルス感染症集団感染事案の発生について」

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