クリスマス気分楽しんで 龍神村福井、観音堂一帯に電飾

電飾が施されたモミの木や建物(和歌山県田辺市龍神村福井で)

 和歌山県田辺市龍神村福井の「横畑」と呼ばれる集落にある観音堂前の広場や敷地内の会館に、地元住民がさまざまな色の電飾を施している。クリスマス気分を楽しんでほしいと、高さ約4メートルあるモミの木にも飾っており、見物人が訪れている。

 飾り付けをしたのは横畑に住む黍野美恵さん、中畑良治さん、榎本殖美さん、道下優海さんと道下さんの娘。コロナ禍で自粛ムードが続く中、少しでも明るい気分になってもらおうと、昨年初めて実施した。見に来てもらいやすいように、個人宅ではなく高台にあるこの場所を選び、地元住民の了解を得た。

 今年の作業はこのほど、一日がかりで行い、龍神村内の山主から提供を受けたモミの木に、銀色のボールなど飾り物をつるした。木の頂から下に向けて電線を伸ばしてライトも取り付けた。このモミとは別に、星形の電灯を上に付けてツリー状にした電飾もある。

 集会所の軒下からは、光の滴が流れ落ちるように見える「流れ星」と呼ぶ電飾をし、ベルやトナカイをかたどった電飾も金網に取り付けている。点灯すると、遠くからでも観音堂一帯が輝いているように見える。

 黍野さんらは「横畑ルミナリエ」と呼んでいる。うわさを聞きつけて写真を撮りに来る人もいるという。点灯時間は午後5時~10時半。26日までの予定。

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