ルパン三世の新作に因縁の押井守が再登板 ターゲットは始祖鳥の化石

日本テレビ系で放送中の人気シリーズ新作テレビアニメ「ルパン三世 PART6」(毎週土曜、深夜0時55分)の脚本を、押井守が再び務めることが14日、分かった。12月18日放送の第10話「ダーウィンの鳥」に第4話「ダイナーの殺し屋たち」に続き再登板。場面カットとあらすじが発表された。

アニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」などで知られる押井は、監督として1985年夏に劇場版ルパンの製作を目指したが頓挫した経緯がある。「ダイナーの殺し屋たち」では、ダイナーを舞台にした男性客二人とウェイトレスの会話劇でストーリーが進む一方、その場に集う殺し屋たちから発せられる無言の緊張感と、誰も姿を見せないルパン一味が特異性となり、反響を呼んでいた。「好きに書かせて貰いました」とコメントを残していた〝押井ルパン〟第2弾は新たな話題を集めそうだ。

また、アニメ化50周年記念企画として、12月14日から来年1月10日まで、「ルパン三世」川柳を公式ツイッターにて公募する「ルパン三世」川柳コンテスト企画がスタートする。優秀者50人には50周年非売品の特製キラキラステッカーがプレゼントされる。

◆第10話「ダーウィンの鳥」あらすじ 「あの”鳥”が美しいのは、あれが真贋のあわいを飛ぶ鳥だからです」―依頼人は、不二子にそう語った。ターゲットは、大英自然史博物館に眠る「始祖鳥化石」。生物の進化の過程を克明に表すその化石には、真価を揺るがす「いわく」があった…。聞けば聞くほど依頼に漂う、なんともいえない空虚な香り。不二子に協力を請われたルパンも、その怪しさに眉をひそめる。

(よろず~ニュース編集部)

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