小澤征悦が「THE MAKERS ~突破の条件~」をナビゲート。K-POP市場の世界戦略も独自取材

テレビ東京系では12月28日に「THE MAKERS ~突破の条件~」(午後11:55)を放送。逆境を打ち破り、新たな価値を生みだす者たちを“ザ・メーカー”と呼び、それぞれの業界に風穴を開ける彼らの挑戦の日々に密着する。そして、番組ナビゲーターを俳優・小澤征悦が務める。

番組でその姿を追うのは、アニメやドラマの劇中音楽を手掛ける澤野弘之氏。ドラマ「医龍 -Team Medical Dragon」(フジテレビ系)を皮切りに、アニメ「進撃の巨人」「機動戦士ガンダムUC」「七つの大罪」など、人気作品の劇伴を手掛け、注目を浴びる気鋭の作曲家だ。

ミュージシャン・岡崎体育が「そのスピードとクオリティーは今の日本でNo.1」と絶賛するその曲づくりの様子やレコーディング風景に密着。専門家への取材から経済的視点での音楽業界の“今”をリポートしていく。また、澤野と西川貴教の対談では、移りゆく音楽シーンへの熱い思いも打ち明ける。

さらに、小澤も現在世界を席巻するK-POP市場に注目し、韓国の専門家への独自取材を行う。取材を終えたばかりの小澤は、「なぜBTSが世界的にヒットしたのか、もちろんアーティストの力もあるんですが、韓国の音楽ビジネスは国を上げて後押しする体制を作っているということが今回の取材でよく分かりました」と語り、その世界を見据えた音楽戦略に感銘を受けた様子。

「アーティストとファンとの交流、例えばアーティストの映像をファンが自分たちで編集・発信するといった“ファンダム”という活動でのつながりが強いことを知りました。日本でもすでにやられていることかもしれませんが、これは参考になりますね」とも述べ、K-POPの“今”の姿を垣間見たようだ。

同番組の印象については、「経済ドキュメンタリーですけど、経済だけではなくそこに働く“人間”にも焦点を当てている番組です。今回は日本の音楽マーケットの抱える問題点や課題が浮かび上がってきました。澤野さんという才能が、ひたむきに音楽と向き合い、楽曲を作っている姿から見えてくるものがあるんじゃないかと思います」と述べた。

加えて「どんなお仕事をされている方でも、思い悩んだり立ち止まったりすることはあると思います。そんな時に、いかに仕事と向き合うか、そしていかに突破口を自分で見つけるか。そんな一歩踏み出すためのヒントにこの番組はなると思います。より多くの方にご覧いただきたいです」と視聴者へのメッセージを寄せる。

最後に、テーマとして取り上げて欲しいものを問われると、「個人的なことですが、今年は体を鍛えて臨む仕事でボディーメークをしていました。その時に糖質を抑えている食品にお世話になったんですが、そういう食品を企画制作する仕事をしている方がいらして、日本や世界に影響を与えているわけですよね。それがどのようにして出来上がっていくのか、経済にどういう影響を与えているのかということが気になりました」と、身近な市場に注目していることを明かした。

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