ベストナインで1票だけ投票のあった選手は? 外野で10試合しか守ってない選手にも…

広島・森下暢仁(左)とソフトバンク・千賀滉大【写真:荒川祐史】

守備についたのは10試合に過ぎない選手も得票

NPBは14日、今季のセ・パ両リーグのベストナインを発表した。記者投票で選ばれるこのタイトルの少数意見、「1票」だけ得た選手をまとめてみよう。

【表を見る】セ・パ両リーグベストナインの詳細な投票結果

セ投手部門は柳裕也投手(中日)と青柳晃洋投手(阪神)で票が割れる中、今季8勝の森下暢仁投手(広島)にも1票が投じられた。

一塁手部門ではZ・ウィーラー内野手(巨人)、二塁手では糸原健斗内野手(阪神)、三塁手では大山悠輔内野手(阪神)にそれぞれ1票が入っている。

坂本勇人内野手(巨人)が157票、中野拓夢内野手(阪神)が121票と投票が割れた遊撃手部門では、西浦直亨内野手(ヤクルト)と京田陽太内野手(中日)に1票ずつ入った。

外野手部門では鈴木誠也外野手(広島)が296票、近本光司外野手(阪神)が276票と満票に近い数字を集める中、23試合しか守っていない荒木貴裕外野手、D・サンタナ外野手(ともにヤクルト)、守りについたのは10試合だけという陽川尚将外野手(阪神)、松山竜平外野手、西川龍馬外野手(ともに広島)そして一塁でも票が入ったウィーラー(巨人)に1票が投じられた。

山本由伸以外に投票があった3人の投手とは…

パ・リーグ投手部門では、最多勝などタイトル4冠の山本由伸投手(オリックス)が282票中279票と圧倒的な支持を集める中、同僚の宮城大弥投手にも1票が入った。さらに千賀滉大投手(ソフトバンク)、益田直也投手(ロッテ)にも1票が投じられた。

捕手部門は森友哉捕手(西武)、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)に票が割れる中、加藤翔馬捕手、田村龍弘捕手(ともにロッテ)、太田光捕手(楽天)にも1票が入っている。

一塁手部門では山川穂高内野手(西武)、また三塁手では一塁でベストナインに選出されたB・レアード内野手、安田尚憲内野手(ともにロッテ)、鈴木大地内野手(楽天)、松田宣浩内野手(ソフトバンク)に1票ずつ。

外野手部門ではシーズン終盤活躍した岡大海外野手、8、9月の月間MVPに選出された藤原恭大外野手(ともにロッテ)、さらに愛斗外野手(西武)にも1票ずつが入った。

指名打者は票が割れた。選出された近藤健介外野手(日本ハム)も、有効投票数282票の半分強にとどまる144票しか取れていない。ここで1票が投じられたのはA・デスパイネ外野手(ソフトバンク)だ。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2