「Smart Eye Camera」、ベトナムで医療機器登録

スマートフォンで眼科診察

株式会社OUIは、2021年12月13日、同社が開発したアタッチメント型医療機器『Smart Eye Camera』について、ベトナムにて医療機器登録を行ったと発表しました。

同社は、慶應義塾大学医学部の眼科医が「2025年までに世界の失明を50%減らす」というビジョンを掲げて立ち上げたベンチャー企業。『Smart Eye Camera』は、スマートフォンに取り付けることで眼科診察を可能にする医療機器として開発されています。

電気のない地域などでの診察も実現

世界中の失明原因として最も多い疾患は、白内障です。白内障は、適切な時期に治療さえ行えば失明に至らずに済む可能性が低くありません。しかし発展途上国ではこの治療が困難であり、白内障による失明の多発が社会問題にもなっています。

こうした課題を解消すべく、『Smart Eye Camera』は開発されました。この医療機器は、スマートフォンのカメラと光源を利用し、既存の細隙灯顕微鏡と同等の眼科診療を可能にするというもの。小型であるため、電気のない地域や被災地といった場所での眼科診察も実現しています。

ベトナム眼科医療の課題解決に邁進

『Smart Eye Camera』は、同社の創業者らが白内障手術のボランティア活動を行っていたベトナムにて生まれました。スマートフォンの光を用いて患者の眼を診察しようとしている現地スタッフの姿から、同機器の開発に至っています。

今回の『Smart Eye Camera』医療機器登録により同社は、ベトナムにおける眼科医療の課題解決に邁進するとしています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

Smart Eye Camera – 株式会社OUI

『Smart Eye Camera』がベトナムで医療機器登録 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

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