株式会社帝国データバンク新潟支店が2022年に周年記念を迎える県内企業を調査、100周年は35社で京都府と並び全国7番目

株式会社福田組(新潟市中央区)、八海醸造株式会社(新潟県南魚沼市)、株式会社大光銀行(新潟県長岡市)、株式会社コメリ(新潟市南区)、株式会社ハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)などが周年記念を迎える

株式会社帝国データバンク新潟支店は10日、2022年に周年記念を迎える県内企業についての調査結果を公表した。調査によると、50周年を迎える企業は536社、100周年を迎える企業は35社で全国7番目となった。

帝国データバンク新潟支店では、2022年以降に創業・設立を迎える企業を「周年企業」として、2021年11月時点の企業データベース「COSMOS2」(約147万社)から、10年刻みで抽出、分析した。

調査によると、2022年に創業からの節目の年を迎える周年記念企業は、新潟県内に2881社。このうち1972年創業の50周年の企業が536社で最多。次いで、40周年が398社、30周年が394社でつづいた。

一方で、1922年創業で100周年を迎える企業は35社。全国の中で京都府と並び第7位となった。なお、100周年企業が最も多かったのは東京都で159社。

創業10、30、50、100周年について社数を業種別に見ると、10周年は「サービス業」が109社でトップ。次いで「建設業」が70社、「小売業」が34社とつづいた。また、30、50、100周年では、それぞれ「建設業」が最多となった。

主な周年企業としては、株式会社福田組(新潟市中央区)が1902年創業で120周年。株式会社武江組(新潟県上越市)が1912年創業で110周年。八海醸造株式会社(新潟県南魚沼市)が1922年創業で100周年。また、株式会社大光銀行(新潟県長岡市 80周年)、株式会社コメリ(新潟市南区 70周年)、株式会社ハードオフコーポレーション(新潟県新発田市 50周年)なども周年記念を迎える。

帝国データバンク新潟支店は「1880年代後半、新潟県の人口は全国1位を誇り創業数も多かったと見られる。他方、50周年をボリュームゾーンとして40周年以下の企業数は減少傾向にある。その背景には起業・創業が低位にとどまってきたことがあげられ、課題となっている」と分析した。

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