日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、規律違反があったピエール・オーバメヤングからキャプテンの座を剥奪したと発表した。
ミケル・アルテタ監督はこの件についてこのように述べている。
ミケル・アルテタ(アーセナル監督)
「選手と対面したうえで、クラブと私から個人的に伝えた。彼はこの決定を受け入れなければいけなかった。
(次期キャプテンは誰になるのか)
我々にはリーダーシップグループがあり、異なる選手たちがキャプテンになっている。
前の試合ではラカ(アレクサンドル・ラカゼット)だったし、グラニット(・ジャカ)もキャプテンを務めた。それを続けていく。
愉快な状況ではないし、軽率な決定をする時ではない。
この決定は、このグループをもう少し良くするため、彼らを教育するため、正しいフィードバックを得るため、そして、このクラブに信頼と強く文化を築くためのものだ。
(次期キャプテンの指名がいかに重要か)
本当に重要なことだが、リーダーシップグループがあることで物凄く助かる。様々な声を聞くことができるからね。
多文化的なロッカールームでは、様々なことに気を配る必要がある。
異なる感情や言語があるし、彼ら全員がかかわらなければいけない。私はそれに満足している。
「(1月にオーバメヤングを売却しうるか)
いま言えるのは、我々がこの決定を下したということ。残念ながら、本当に大変な決定だ。
選べるなら、ここでこの件について話したくないが、そうしなければいけなかった」
「(いつ彼がスカッドに復帰するか)
いま言えるのは、消化しなければいけないことがたくさんあるということ。
本当に難しい決断だったので、時間が必要だ。
(彼にとってアーセナルでの最後の試合だったのか)
いま言えるのか、彼はチームから外されたこと。悲しいが、それが我々が下した決断だ。
(オーバメヤングはこの決定に反対したか)
ノーだ。
(彼は同意したのか)
個人的な会話について、これ以上話せない。
それがどうやった行われたかについて話した。自分が好むやり方で、目を見て(話した)。そういうことだ。
(彼が謝罪したかどうか)
私と彼との話し合いについては話せない。
(ジャカが新キャプテンになることはありえるか)
グラニットはキャプテンのひとりであり、リーダーシップグループの一員だ。我々にとってとても大事な選手だ」
なお、現地では新キャプテン候補は、ラカゼット、マルティン・ウーデゴール、ベン・ホワイト、キーラン・ティアーニーらとされている。
【写真】「アーセナルとグーナーを怒らせた3人のお騒がせキャプテン」
一度降ろされたジャカの“再登板”もありえるのだろうか。