豆腐がとろとろに溶ける! 佐賀・嬉野の絶品温泉湯どうふ

佐賀県が誇る肥沃な大地では、ブランド品として高い評価を受けるお米や佐賀牛®などが育てられています。中でも大豆は、佐賀県が日本でも指折りの生産地で、大豆を原料にして作られる豆腐は多くの地元民に親しまれています。

佐賀県嬉野市にはその豆腐と、豊かな大地から沸き出す温泉水を使った料理があります。嬉野温泉湯どうふ、佐賀を訪れたらぜひ味わってもらいたい絶品鍋料理です。

嬉野温泉湯どうふとは

湯どうふとは、出汁をとったお湯で豆腐を煮込んだ料理です。この料理は、シンプルであるが故に食材そのものの味が問われる料理です。

ここ佐賀県嬉野市には、佐賀名産の大豆と美肌の湯として知られる嬉野温泉の温泉水を使った「温泉湯どうふ」があります!この地域は日本で唯一、“浸かる”だけでなく、“食べる”温泉の楽しみ方を提案しているのです。

嬉野市にある「佐嘉平川屋」では、古民家をリノベーションした和の空間の中で、絶品温泉湯どうふを堪能できます。

食べる温泉のお味はいかが? とろける温泉湯どうふを食べよう!

材料は、温泉水と豆腐とお野菜、たったこれだけです。これが驚くべき変化を遂げます。
初めに温泉水と豆腐をぐつぐつと煮込みます。

すると……どんどん水の色が乳白色になってきました!なんとこれ、温泉水の成分によって、豆腐が溶けだしているんです!乳白色でとろみの付いたお鍋の中に、お野菜を入れていき、そしてまた煮込みます。

豆腐の角がなくなって、とろとろに溶けたら食べごろです。なんと、お野菜までも、つかめなくなるほどとろとろになってしまうから不思議!まるで、魔法のよう! 温泉水が、素材の味を120%引き出してくれます。

柑橘系の果汁を用いたポン酢と、フレッシュな胡麻だれでいただきます。胡麻ダレは、胡麻をすり鉢でするところから。擦りたての胡麻は、香りがとても良いです。

具材を楽しんだら、最後は雑炊にします。残ったスープの中に、ご飯を入れて煮立てるだけです。豆腐ならではの大豆の甘みと、具材のうまみを含んだスープで作る雑炊は、まるで和風のリゾット!濃厚で、本当に美味しく、お箸が止まりません!

嬉野の温泉水は、味わったことのない食の感動を生みだします。嬉野温泉湯どうふを食べると、普通の湯どうふでは物足りないという方も。そのせいかリピーターが後を絶たないそうです。

佐賀県に来たなら、食べないと損ですね!美味しいだけではなく、温泉水の魔法で変化していく鍋の具材に、きっと心躍るはず。是非、ご賞味あれ!

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